【取組速報】2011年7月場所 吐合 7日目(VS 熊谷)

負け越しが確定した吐合。
しかし負け越しが決まったからと言って
気持ちを切らせているわけにはいかない。
そう。
4敗と5敗とでは雲泥の差なのだ。
基本的に同じ星同士が対決するので、
成績が悪い者の数は少ない。
つまり、5敗する力士はあまり居ないので
次の場所では「え?」というくらい番付が落ちてしまう。


つまり、この1番を取るか取らないかで
今後のキャリアプランも大きく変わってしまう。
勝間和代先生に相談しても
例の特徴的な鼻を膨らませながら
自転車に乗れ!だの速読しろ!だの
言われることだろう。
閑話休題。
今回の相手は熊谷。
そういえば今場所初めての
本名同士の対決である。
十両から改名というパターンが多く、
それまでは本名で取るのが
幕下のある種の美だと私は思っている。
実績を重ねて一人前として認められる、
ようやく相撲取りらしい名前を付けてもらえるという
ステータスアイテム的位置付けだと思っているのだが、
部屋の冠(琴~、~風など)の発明後、
この美の在り方が変わっており、残念に思っている。
高校生の癖にヴィトン
みたいなものだ。
クソ。
閑話休題(2回目)。
ちなみに今回の対戦相手、熊谷は
かつての名門:伊勢ノ海部屋の所属で、
幕下5枚目の勢(いきおい)
に次ぐ部屋のナンバー2である。
勢の印象が強すぎて
本名の熊谷は名前の性質上イメージしづらいのだが、
岩手県出身ということもあり、
また14枚目ということも重なり、
注目度は非常に高いのである。
さて、気になる結果は…
大勝利!
よくぞキレずに持ちこたえてくれました。
挫折経験がそうさせるのかもしれませんが、
ここで何をすべきかをよく判っています。
なら負け越す前に何とかしろよ!
という言葉はぐっと飲み込んで…
飲み込みましたね?
はい。
というわけで、9月場所は少し番付を落としての
リスタートとなりますが、
一番ずつコツコツと取ってだけであることに変わりありません。
今場所から吐合速報をしてみて、
改めて幕下の厳しさ、
特に相手を見ると誰もがそれぞれの歴史を持ち、
一筋縄で無いことを思い知りました。
そうしたうえで十両を目指すということが
どれだけ厳しく、またこの地位をキープするだけでも
大変なことなのだと改めて気付きました。
9月は升席から、Let’s 吐合!
ありがとうございました。

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