気になる元力士の店に行ってみた。第一回:清瀬海の店「スナック愛」編。Part1

相撲が好きな友人と話していると、
度々話題になるトピックが有る。
史上最強の横綱は誰か?
相撲を観るきっかけは何か?
今場所で一番の取組は?
皆が思い思いの感想や意見を共有すると、
人となりが分かり、それだけで相撲ファンとしての
距離がぐっと縮まる。
こうした雑談をするだけで数時間がすぐに経過するのが
相撲の面白いところなのだが、中には話題には出るが
かなりの割合で避けられているトピックが有る。
元力士の店に足を運んだことが有るか?
ということである。
よく言われるのが、
「興味は有るけど怖くて行けない」。


確かにその通りで、相撲ファンであれば
力士は尊敬の対象であり、おいそれと話しかけられるものではない。
ましてやそれが、店という形態になると
更にハードルが上がる。
勿論いろいろと話してはみたい。
聞きたいことは山ほどある。
だが、それをするにはあまりにも存在が大きすぎるのだ。
私もこれまで散々語っているように
「力士とは、遠くに有りて想ふもの」という認識が有る。
だが、折角生きた知恵がそこに有り
受け手もそれを求めているのであれば
そこに遠慮は要らないのではないかと思う。
ならば、行って確かめればいい。
知られざる世界を解明するのが、当ブログの使命だ。
では、手始めにどこに行くか。
よく話に出てくるのは、琴光喜の焼肉屋「やみつき」と
清瀬海のバー「スナック愛」である。
そして、圧倒的に「半笑い」且つ「怖いもの見たさ」
という視点で語られているのが後者。
何しろ元関取が、スナックである。
もう、何が何やらサッパリ分からない。
ちゃんこ屋であれば、実際はどうだか分からないが
誠実に第二の人生に励んでいる印象を受ける。
だが、これはスナックという商売柄なのか、
何だか怖いモノ、得体の知れないモノかもしれない
という印象は否めない。
それは、このスナックを知らないからなのである。
ちなみに今回の企画は、あくまでも力士のセカンドキャリアとは
どのようなものかを垣間見るのが目的であり、
彼の引退した経緯などについて言及するものではないので、
この点についてはご了承頂きたい。
というわけで、錦糸町駅に降り立った私。
本来ならばウェブサイトに掲載された地図を元に
道を確認するのだが、そういうものはどうやら無いらしい。
だが、彼のブログの自己紹介欄には「~を右に曲がって~を~して」
みたいな道案内が有るので、これを元に歩を進めると
割と簡単に見つかった。
だが1階の酒屋の前で、来たことを早くも後悔する私。
一応人は誘ってみたが、前述の認識が有るので
なかなか手を挙げる人も無く、結局一人なのだ。
そもそも清瀬海という力士は、怖い印象が有る。
力士を辞めた経緯も有り、一歩踏み出すのに躊躇する面が出てしまう。
それでも私はエレベーターで2階まで上がる。
同じフロアに4つの店舗が有る中で、右を見ると、有った。
「スナック愛」
ドアには直江兼続ばりの「愛」の文字。
そしてそのドアは固く閉ざされている。
これは、覚えが有る。
そう。
相撲部屋に見学に行った時のようである。
今ならまだ大丈夫だ。
帰るのもいいだろう。
やはり清瀬海の店は怪しかった。
怖くて入れなかった。
そう吹聴するのも、一つの選択肢である。
と、思いながらも気が付くとドアノブに手を掛け、
さっさと入る私。
入ってしまった。
スナック愛に、入ってしまった。
そしてそこには、あの清瀬海が居た。
続く。
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