国技館のいやげものハンターも、6回目。これはスージョには見せられぬ、国技館のダークサイドである。

さて、今場所もやります。恒例のやつ。
東京場所になると金をドブに捨てる快楽が、私には有る。
そう。
いやげものだ。

早いものでこのシリーズも、遂に第6回。
2年で溜めたガラクタが、部屋に所狭しと残っている。ハッキリ言ってガラクタである。

国技館のいやげもの文化も定着してきたのか、
最近では友人の相撲女子(スージョ)から「ニシオさん! 最近土産物見てみたら白鵬関連のものが全部カッコいい感じなんですよ!」

というタレこみが有った。
白鵬関連の土産物は単に似てない路線で技術点も芸術点も高くなかったので正直放置し続けてきたのだが、言われてみると納得だ。

あの悪名高き遠藤煎餅シリーズに於いても白鵬煎餅はカッコいい感じなので割って食べると呪われそうな気分に成り故に買えずにいたことは事実である。次回の国技館開催では白鵬シリーズを取りまとめてみようかと思う次第である。

さて、今回。
土産物屋も企業努力でスージョの皆さんにも上手く訴え掛けられるものが増えた。

和装デーに配っていた手ぬぐいが今ではかなりの数を取り揃えている。国技館の入り口すぐのところにも土産物屋が出来、品揃えが実に素晴らしい。真っ当な相撲土産の購入を検討されている方は是非この新店舗をオススメしたい。

というわけで、本題に移ろう。

今回探してみると、どの土産も改善されたようで2年前と比べるとあのテイストの土産が減ってきたように思う。
国技館がこの特集に目を通しているのか?と思う程だが、探してみるとまだまだいやげものは健在なので、残念ながらそれは私の妄想に過ぎないのだろう。今回は原点に帰ってキーホルダーを特集してみようと思う。

と、その前に国技館のキャラもの土産について3種類に分類できることを前もって共有したい。
:::::::::::::::::::::::::
1.実写(写真をそのまま使う)
2.少し抽象表現(錦絵など)
3.ディフォルメ(イラスト化)
:::::::::::::::::::::::::

そして危険度が高いのは番号が若い順だ。だが今回は敢えて、地雷から積極的に踏みに行こうと思う。

◆商品No.1
琴奨菊携帯クリーナー

第一回の特集で稀勢の里クリーナーを見た時に腰が抜けるほど驚いた。何故なら、稀勢の里の写真をそのまま採用しているからだ。

威圧的な稀勢の里に見守られながら携帯画面をふきふきするのはかなり気後れしてしまう。この路線で実写を使うのであればそれこそ遠藤や栃ノ心など採用すべきだのだが、特定のマニア層だけが歓喜するそれはそれは謎の商品だった。

だが、この実写携帯クリーナー。元々販売していたのだが私は稀勢の里のそれが土俵上と同じ圧倒的なオーラを放つ中で隣にラフレシアの如く咲き誇る別の存在に今まで気付かなかった。

それが、琴奨菊携帯クリーナーだ。
…あの。
えーっと。
これ、いつの写真ですか?

職場の同僚が入社時に取ったIDカードの写真じゃあるまいし、いくらなんでも若過ぎる。多分これ、舞の海さんから「7人の侍」とか言われている時です。写真の陰に隠れてヤバいのが、背景の黄色いグラデーション。

町の写真館でももう少し気の利いた背景を用意してくれますよ。2015年ですから。いや、そもそも背景以前に
この写真使っている時点で十分アウトなんですよ。こんなにアウトを重ねて喜ぶの、私だけですからね。

で、余談なのですがこのクリーナー、説明書的なものが付いていまして…

 

使用図で出てくる携帯がめっちゃ古い!そりゃ琴奨菊の写真もああなるわけだ。納得。

◆商品No.2
遠藤キーホルダー

人形的アプローチのキーホルダー。
これも第一回で出てきました。

その時のは、琴奨菊でした。ディフォルメしていながら全く似ていない。

どうにか廻しに「琴奨菊」と書くことで何とか琴奨菊として認識させる荒業。

多分立体で作る以上、数百円ではこの辺りが限界なんでしょうが、さすがに遠藤ともなると男前路線なのでおかしなものは作りにくい。ちゃんとその辺は寄せて作ってくれるはず…

が、やっぱりこれです。
「クイズ:これは誰でしょう」
ってやって、一体誰が一発で回答できるか。

えーっと、白鵬?
じゃ、じゃあ照ノ富士?
ん、んー、似てないけど稀勢の里?

だんだん当てずっぽうになって商品化しそうな力士の名前を言ってた矢先にようやく出てくるのが遠藤ってくらいの順序ですよ、これ。

そして、廻しには安定の「遠藤」。
人形に名札付けるの止めろって!

もう、腹が立ったから首回して遊んじゃう!
それくらいしか遊び方無いから!(激怒)

◆商品No.3
高安携帯クリーナー

今度はディフォルメ路線のクリーナー。以前は三役常連力士でなければこうした商品はなかなか売り出されなかったのですが、相撲人気の高まりに応じて商品化する力士も増やしたのだと思います。

そこで今回、商品化されたのが高安。

数居る個性派力士の中で、何故高安なのか。確かに良い力士だし、常に自分の相撲を取りにいくそういう姿勢は大好きだ。カラオケで鈴木雅之を歌うところも含めて魅力的だと思う。

稀勢の里すら「癒し系」と評する男、それが高安だ。

恐らく世間の厳しい目に日々晒されている稀勢の里も癒されているのだろう。さて、そんなみんなの癒し系を商品化すると一体どんなことになるのか。

はい、来ました。
「これやりたかっただけ」系です。

確実にこれ、胸毛ですよね。
どう見ても。

高安っていうか、これ胸毛ですよ。
確かに私だって高安見る度にうまそうなブルーチーズだと思ってましたけど、そういう問題じゃない。こんなに胸毛が推されている人なんて高安の他にフレディマーキュリーくらいしか私知らないですよ。ほんと。神奈月さんがそろそろマネし始めないかちょっと期待するほどです。

あ、そんなわけで、背中も見てみると…。

背毛もやりたいだけじゃねえか!(激怒)

◆商品No.4

これはもう見てもらいましょう。

何も言うことは無いです。
もはやこれ、魔除けです。

さて、次回は9月。
いやげものハンターの次回にご期待ください。

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