稽古に1度しか行ったことの無い私と6名が見学に行ったら、とんでもないことになった。前編。
300万アクセス記念企画ということで、
稽古見学についてFacebookで募集し、人数を限定して
観に行くことにしていた。
そして、今日9月7日はその当日。
私自身、今回の見学をとても楽しみにしていた。
というのも、私にとって稽古見学は
5月ごろに北の湖部屋に行って以来のことだったからである。
かつての私がそうだったように、稽古見学というのは
非常に敷居が高くてなかなか実行に移せるものではない。
そう知っていたからこそ、私は今回これを企画したのである。
あの時私は、実に多くのものを得て帰った。
実際に見ることで感じるものが有る、というのは
その代表的なものだ。
そして朝8時前のには、私も含めて7人が集った。
大変ありがたい話である。
この時、私はただ浮かれていた。
この後とんでもない展開になるとも知らずに…
集合後、初対面のメンバーも居れば、
面識の有る方も居る。
各々がぎこちなく話す中、共通して言えるのは
誰もが稽古見学を心待ちにしているということ。
人通りの少ないこの町を、相撲話に
花を咲かせながらゆったりと歩く7人。
と、ここで私が最初のミスを犯す。
完全に行く報告を誤ってしまったのである。
笑いながら振出しに戻り、もう一度場所を確認したうえで
正規ルートに戻る。
そして、この相撲部屋が有る区画に入る。
やれここは何部屋だとか、この先に行くと何部屋が有る、
なんて話をしながら、目を輝かせる一行。
かつて私は稽古見学したときは、
楽しみという感情と、どうしていいのかわからない不安とを
同じくらいに抱きながら回っていた。
だが、今はそうではない。
経験もそうだが、同じ趣味を持ち、
同じ目的を持つ方たちと一緒であることが、
気を大きくさせていたのである。
土曜日ということもあって、この区画も少し静かだ。
本場所1週間前に迫った緊張感も作用しているのかもしれない。
そんな風に解釈すると、更にテンションが上がる。
とはいえ、駅から割と近くなので、
心づもりが出来る前に現地に到着してしまった。
相変わらず、相撲部屋の扉は一見普通なのだが、
見えない壁に守られているように感じる。
そもそもが人見知り且つ小心者なので、
心のストッパーが一旦かかってしまう。
しかし、自分以外の方が居る手前、ここでモジモジしても仕方がない。
高見盛が例の動きをやるように、私も皆さんと少しテンションを
高めに話すことによって恐怖を振り払う。
そして話す延長線上で、インターホンを押した。
続く。
◇特報◇
「幕下相撲の知られざる世界」では300万アクセス記念ということで
第二弾イベントとして9月28日にオフ会を開催します。
日時場所は未定ですが、参加ご希望の方はプロフィール欄を
参照のうえメールをご送付ください。
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限定情報も配信しています。
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