2016年1月31日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 幕内力士 豊真将の美しさは所作ではなく、その生き様だった。 夜勤明けで私は両国に向かっていた。 錦糸町で風呂に入り、着替えを済ませて総武線の駅を目指す。11時開始ではあるが、最初は下の力士の花相撲なのでそれほど急ぐことも無い。知人から誘いを頂いていた私は、チケットを忍ばせて豊真将 […]
2016年1月30日 / 最終更新日時 : 2016年1月30日 makushitasumo 三段目以下の力士 世間よ、相撲を舐めるな。第一回:相撲 VS ボディビル 私は怒っている。 相撲に半笑いの世間に対して怒っている。 デブ。 チョンマゲ。 フンドシ。 この話をされる度にうんざりする。そしていつも思う。「またそこですか」と。適当に聞き流しているものの、後日また同じ目に遭う。いいじ […]
2016年1月29日 / 最終更新日時 : 2016年1月29日 makushitasumo 幕下相撲 外国人アラサー幕下力士が相撲を続ける理由と、続けぬ理由。 日本出身力士が10年ぶりに幕内総合優勝を果たした。 非常に感動的な優勝だったことは間違いない。遠ざかれば遠ざかるほど日本出身力士に対する叱咤と激励が増す中、双肩に掛かる重圧も比例していたはずだから。 だが、この優勝から遠 […]
2016年1月28日 / 最終更新日時 : 2016年1月28日 makushitasumo 外国人力士 逸ノ城低迷の一因は、上位力士の適応力である。 自分の間合いに入れない。 相手を捕まえられない。 速い動きに対応出来ない。 攻められて軸が残せない。 そして、土俵際でも全く残せない。 この無い無い尽しの相撲を初場所何度目撃しただろうか。もしかすると私は琴奨菊の優勝より […]
2016年1月27日 / 最終更新日時 : 2016年1月27日 makushitasumo 白鵬 我々は、白鵬を批判してはならないのだろうか。 稀勢の里に左手を宛がい、押し出された。 日馬富士相手に、見どころなく完敗した。 これは14日目と15日目の出来事である。 優勝争いがクライマックスを迎えるところで、その一角を成していた白鵬は精彩を欠き、脱落した。琴奨菊は […]
2016年1月26日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 相撲議論 「次の大関、誰よ?」の回答が見当たらぬ2016年。大関候補の若手も見えずベテランが躍進する中、大相撲はどのような時代を迎えるのか。 琴奨菊優勝で幕を閉じた、2016年初場所。 「日本出身力士」の優勝という、外国人力士ファンも「日本出身力士」ファンも蝕まれ続けた、懸案事項が一つ解決したことで皆救われたという話は前回の記事で書いたわけだが、その余韻は冷め […]
2016年1月24日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 稀勢の里 それでも、稀勢の里を諦めない。 もう何度この光景を観てきたというのだろうか。 またしてもこの繰り返しになってしまった。 その繰り返しにならぬことを望んでいた。 繰り返しにならない期待も見せていた。 自ら掴み取ろうともしていた。 その努力の跡も見えた。 […]
2016年1月24日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 大関 琴奨菊の優勝は、全ての相撲ファンを救った。外国人力士への敬意と「日本出身力士」への期待の狭間で揺れた相撲ファンを解放した歴史的意義とは? 琴奨菊、初優勝。 「日本出身力士」として10年ぶり。栃東が優勝したあの時、まさか2016年まで優勝が無いことを誰が想像しただろうか。 遠ざかれば遠ざかる度に掛かる重圧。 叱咤と、叱咤に見せかけた非難。 強過ぎるモンゴル人 […]
2016年1月23日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 白鵬 白鵬よ、あの立合の意図を説明してくれ。 何が起きたか分からなかった。 呆気に取られたというべきだと思う。 言うまでもなく、今日の白鵬稀勢の里戦のことだ。 痛めている左手を出す。 稀勢の里に詰め寄られる。 そのまま土俵を割る。 それだけの一番だった。 どう解釈す […]
2016年1月23日 / 最終更新日時 : 2018年1月2日 makushitasumo 幕内力士,大関 琴奨菊の相手は自分自身ではなく、史上最高の豊ノ島だった。 出足は悪くなかった。 押し勝ったのは琴奨菊だったのだから。今場所好調な立合を、この相撲でも見せることは出来た。だが、あくまでも悪くなかったという次元だった。 一気に持って行くところまでには至らず、身体を開いて後退するとこ […]