【番外編】高校相撲の魅力。2
行司が主審。
シャツにパンツに蝶ネクタイ。
高校相撲は相撲であって相撲でない。
開始3秒でその世界観をいきなり付きつけられた私。
例えるなら、
鈍器のようなもので頭を殴られた
時の衝撃である。
ちなみに鈍器のようなものが何かは
全くの不明である。
開始3秒でこの有様なので、
この後何が起こるかは全く判らない。
しかし、恐らく想像を超えてくることは確実である。
そして、高校生達の取組が始まる。
大写しになった高校力士に、
またしても衝撃を受ける。
…肘や膝に、野球選手調の
近代的なサポーターをしているのである。
それも、身体に数ヶ所。
考えてみると、いわゆる相撲ではあまり
サポーターを見かけたことが無い。
いや、している事例はあるが、
彼らが非常に実務的な使い方をしているのに対して、
高校生たちは明らかにファッションの一環として
サポーターを位置付けているのだ。
想像してほしい。(Imagine.)
メーカーのロゴやマークの入った、
サイボーグ的なサポーターを
まわし以外は生まれたての姿の力士がしている様を。
ジョンレノンも天国でびっくりである。
拝啓、ジョンレノン。
日本はまだ平和なようです。
閑話休題。
高校力士が付けるサポーターという名のファッション。
それだけでない。
彼らは身体じゅうにテーピングを巻き散らしているのだ。
満身創痍という風には明らかに見えない。
何処か痛いようにも見えない。
これは明らかに、高校野球で言うところの
ツバが急角度な帽子や
細すぎる眉毛、
そして何と言っても剃り込みといった、
競技の範囲内でのオシャレなのだろう。
相撲とは、神事であり、
勝って驕らず、負けて腐らずという精神性を
今の世に残す日本が誇るべき文化である。
だが。
これがスポーツにひとたび転落すると、
精神性は失われ、勝つか負けるかだけに特化した
単なる競技に成り下がる。
私はそれを批判する気は無い。
そうして醸成されたスポーツとしての文化であれば
それでいいではないか。
そして、その範囲内で
高校生たちが彼らなりのスタイルを
創りあげているのであればその様を見届けようではないか。
…それが仮にファッションとして
アレだとしても。
そして、いよいよ取組である。
続く。
こんばんわ夕焼けです。相当お久しぶりです^^
う~ん、力士と相撲部員の違いなんでしょうかね。本人にとってはファッションなんでしょうネ。高校生らしいちゃらしいけど・・・^^
高校生で相撲やってる子は「相撲がやりたい」と思って体重増やしたりしてるモンゴル勢とは事情がチト違うのかも知れませんね。全員が全員そうじゃないとは思うんですが・・・^^