【ニュース】明月院、十両昇進に伴い改名。2

昨年の学生横綱にして今場所の成績により
十両昇進が決まった明月院。
彼はこれを機に千代大龍という名に
改名することになったわけだが、
残念ながら彼はここで彼にしか持ちえない
アドバンテージを失ってしまった。
考えてほしい。
「千代大龍」と言われるのと
「明月院」と言われるのとでは
どちらが印象に残るだろうか?


答えは明確である。
明月院という名に生まれてきたこと自体、
彼にとっては素晴らしいことなのだ。
誰もが一度で覚えられる。
そして、その響きが実に格好いい。
田中健という名の太った青年は
自分の名前と見た目のギャップを生み出すために、
敢えて伊集院光を名乗り始めた経緯がある。
だが、明月院は伊集院光と全く逆の
アプローチで名前を普通にすることによって
誰の印象にも残らない、
千代の富士の弟子というポジションだけが
分かる名前に変えることを選択してしまったのだ。
彼は自分が名前だけで既に魅力的であることを
理解していたのだろうか?
それでも敢えて一人の力士として評価してほしいがために
改名に踏み切ったのであれば納得する。
…いや、理解はするが納得はできない。
とはいえ、元学生横綱で珍名というポジションは
我が吐合と共通する事項でもある。
そのポジションを独占できるという
誰も気にしないようなメリットが吐合側に
残されたという意味だけは大事にしようと思う。

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