地方場所未経験の私が、名古屋場所9日目に足を運んでみた。前編

先日、大相撲名古屋場所9日目に足を運んだ。
私は川崎在住なので、今まで両国国技館でしか
相撲を観たことが無かった。
しかし5月終盤にツイッターなどで懇意にして頂いている方が
岐阜からはるばる東京まで来られたことや
名古屋の方とも親しくさせて頂いていることなどを考え、
無い時間を縫って1泊2日の旅を決行した。
今回は、その時の旅日記である。
そのため、私的な話の配分が非常に多いため
変な話だがあまり取組の話題は出てこない。
その点はご了承いただきたい。
前日に長距離バスで新宿から名古屋に向かい、
18時頃に到着した私は、味噌煮込みうどんを食べた後で
宿である春日井市を目指した。
というのも、私がブログ開設当初から
推し続けている明瀬山の出身地だからである。


取り立てて何処に行くというわけではないが、
そういうアトラクションが合った方がテンションは上がる。
少し行けば明瀬山の母校を目撃できたそうなのだが
そこは割とどうでもよかった。
あの明瀬山、もとい深尾を育んだ大地に
自分が降り立ったことを思い、名古屋場所に来たことを実感する。
そしてその日のメインイベントは、
5月下旬にお会いした岐阜の相撲ファンの方との再会である。
21時30分から、男二人ガストで相撲談議に花を咲かせる。
凄い光景である。
そこでは実に様々な話が有ったのだが、
一番印象的だったのは
「名古屋場所は距離が近い」
ということだった。
両国国技館と比べると、物理的な距離が近いため、
力士とも親方とも気軽に接することが出来るのだという。
確かに国技館だともぎりや出待ちを能動的にしていれば
力士達を間近に感じることは出来るが、
どうしてもそれは敷居が高い。
そもそも相撲というのはチケットを取るにしても
稽古見学のルールがブラックボックスになっていることにしても
非常に敷居が高くて、それ故になかなか踏み込んで行きづらいのだが、
この方の話によると、ある意味ではこれほど敷居の低い
スポーツ・競技というのは存在しないのだという。
この方が観に行った時、丁度たまり席で観ていたそうで、
近くをとある親方が通ったので、ふと思い立って
話しかけたところ、結構な長話になったそうだ。
そしてもう一つ。
距離が近いエピソードとして、名古屋場所だと
体育館の中に食堂が有るのだが、
取組を終えた力士達がここで普通に食事しているのだという。
力士と一般ファンが、同じ食堂で飯を喰う。
こんなことが有っていいのだろうか?
別の競技で例えると、二軍の試合を終えた斎藤佑樹が
その辺できしめんでも食べているようなものだ。
更にこの方は続ける。
名古屋場所だと喫煙所が1か所しか無いそうで、
やはりここでも親方衆とはち合わせるのだという。
今度は二軍選手などという次元ではない。
下手をすると殿堂入り選手の類である。
過去の名選手が普通に野に降りているという感覚だ。
名古屋場所というのは、思った以上に近い。
凄い話を聞いた。
どこまで私が出来るかは分からないが、
とりあえず行ったら色々と試してみよう。
春日井のドリンクバーで3時間あまり話し続けた我々は、
大満足のうちに深夜ドライブに興じ、
ホテルまで戻ったのであった。
続く。
◇特報◇
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地方場所未経験の私が、名古屋場所9日目に足を運んでみた。前編” に対して2件のコメントがあります。

  1. げんもん より:

    僕は今まで実際に観戦したことが無いのですが、そのような話を聞くと行ってみたくなりますね。

  2. hamausu44 より:

    その通りですね!私も名古屋はお相撲さんや親方衆と来場者との距離が近いと思います。あのレストラン=オリンピア、今年初めて利用しましたが、白鵬の付け人さんがいたり、音羽山親方が若い女性とお茶してたりとごちゃ混ぜになっているところが何とも言えずイイですね!また昨年は入場口で切符のモギリをしていた阿武松親方に「写真イイですか?」と言ったら気軽に応じて頂いたりもしました。どことなく’巡業‘を格上げした感じ?ご当地力士にしたら家族や親戚との交流の地でもあり、多くの力士にとって地方への遠征旅行気分もあるのかも知れませんんね!最後に式秀親方(北桜さん)はファンサービスも満点で大人気ですよ!来場者の何でも無い質問にも丁寧に誠実に受け答えしていて最高です(花道奥で弟子たちの取組を熱く見つめる姿も素晴らしい!)。相変わらずの駄文お許しください。

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