日馬富士引退報道。ただ、無念。
日馬富士が、遂に引退の意向を示したという。
真相はこれから明らかになる。どこまで見えてくるかは調査次第だが、真相が究明される前に決断したことに驚いた。
ここまで事態がこじれながらも現役続行に向けて意思を示していた横綱が翻意した。落胆もさることながら、安堵した部分があることも事実だ。
事件の大きさを思うと、現役を続行することで日馬富士自身も相撲協会もダメージを受けることは見えていた。引退以外の着地点を願いながら、毎日のようにトップニュースになる大騒動の収め方は引退しかなくなっていたように思う。
いや、引退だけで解決できる次元ではもう無い。日馬富士やモンゴル人力士コミュニティ、ひいては大相撲の文化への疑問、信頼失墜という事態と記憶は残る。決断の遅れが事態を悪化させ続けたように思う。
分かってはいた。
ただ、それでも何とかしたかったし、してほしかった。
ただ、無念である。
事件そのものも。
信頼失墜も。
日馬富士を失うことも。
全てが最悪な方向に動いてしまったこと。
私はそれが、残念でならない。
ここまでの日馬富士の功績に「お疲れ様でした」という声を掛けることさえも、この状況では誤解を生んでしまう。誰もがダメージを受けるしかない事態を、今は見守るしかない。これもまた、歴史だ。
私が生きている限り、このような形で横綱を失うことだけは二度と無いことを願いたい。
◆トークライブのお知らせ◆
12月2日18時より錦糸町丸井のすみだ産業会館でトークライブ「第4回幕内相撲の知ってるつもり⁉︎」を開催します。今回のテーマは「数字で振り返る、2017年の大相撲」です。今回は土曜日に行いますので、普段来られない皆様もふるってご参加ください。お待ちしております。
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私は、稀勢の里から入った相撲ファン歴2年程度の者ですが、徐々に日馬富士の格好良さに魅了されました。
今回のことは本当に残念ですが、日馬富士というお相撲取りさんが好きな気持ちは変わりません。
日馬富士、お疲れ様でした。格好いい相撲を見せてくれてありがとうございました。
ブログ主さんも以前書いていましたが
今回の件、本当に相撲が好きな人の声が小さく
「なんか言ってやろう」みたいな人の声が大きいのが歯がゆいです。
デーモン閣下のコメントは救いでしたがね。
いずれにせよ日馬富士が引退した今、性急になる必要はありません。
この狂乱じみた騒ぎが一段落した後で、
じっくり考えたいと思います。
結局、最後まで危機管理委員会に弟子の貴ノ岩を出すことを拒否した貴乃花親方が「勝った」わけか。
なんか「ゴネ得」とかいう言葉まで浮かんできた。
元旭鷲山氏の話だと「貴ノ岩は肉体だけでなく、精神的に追い詰められている」ということだったが(貴乃花親方に「不正確」な証言だと切り捨てられていた)、本当に精神的に追い詰められていたのは日馬富士のほうだった。「貴ノ岩に暴行した横綱」という「日馬富士容疑者」扱いの報道しかされていなかったが。
今日(水曜日)初場所の番付編成会議があるので、それに合わせた引退表明だろう。日馬富士引退で空いた分、幕内と十両の力士が一人ずつ助かることになる。そういう気配りができる横綱だった。
とにかく後味が悪い。無念だ。
この件で気になるのは、
なぜマスコミは被害者側の貴乃花親方だけ厳しく処分について説いて、加害者の管理責任があるはずの伊勢ヶ濱親方には問わないのか?
なんですよね・・・。
相撲協会と仲良くしたいマスコミが八角理事長に丸め込まれてるのでしょうか?
朝青龍の一連の問題行動について逐一高砂親方が処罰の対象になっていたのとはえらい違い。
これじゃあ貴乃花親方が警察に頼り、協会不信に陥るのも分かろうもんです。