【ニュース】明月院、十両昇進に伴い改名。
昨年の学生横綱である、
明月院が十両昇進した。
近年学生出身の力士が大相撲入りした後に
苦戦しており、幕下付け出しデビューの基準を
厳格化する要因となった。
そのため、1年以内のアマチュア横綱・学生横綱・
実業団横綱・国体横綱のみに
この権利を限定することになった経緯が有ったため、
実績としは間違いない明月院についても
将来性については一抹の不安を抱えていた経緯がある。
だが、1場所遠回りした感はあったが、
相撲内容に不満はあるが、それでも
この11月場所で昇進を決めたことは
素直に素晴らしいことだと思う。
しかし、彼のことを語る上で
聞き捨てならない事案が発生した。
そう。
明月院改名、である。
ご存知の方がどれほど居るか分からないが、
この明月院という力士は本名である。
それが何と、来場所以降は
千代大龍という名前に改めるのだという。
九重部屋なので「千代」を枕詞に、
そして同部屋の功労者たる千代大海龍二から
2文字を拝借してのことなのだ。
本名で相撲を取るというのは
まだ半人前という考え方も有り、
十両に昇進したからこそ
一人前の証ということでの改名、
という考え方は分かる。
だがはっきり言えるのは、この改名で
明月院は彼しか持ちえないアドバンテージを
失ってしまったということである。
続く。
ボクも最初「明月院」という名前には「うわ!カッコいい名前のヤツがいるな。角界にあるまじき命名センスの良さ」と思っていましたが、本名と知ってさらに驚きました。
ボクの知ってる本名四股名は寺尾と出島と垣添ですが、そのどれよりもステキで、それでいて古風で、実に相撲に会った良い名前だと思っていたので、名前を変えてしまうと聞いてとても残念に思っております。
明月院秀政。まるで九州辺りの戦国武将のようではないですか。