地方場所未経験の私が、名古屋場所9日目に足を運んでみた。中編
名古屋場所は初めての私。
前日から宿の有る春日井市で懇意にして頂いている
相撲ファンの方から聞いた情報によると
「名古屋場所は距離が近い」ため、
親方や力士と接点を持ちやすく、また
臨場感を味わいやすいのだという。
同じ食堂で飯を喰らう力士。
同じ喫煙所でタバコを吸う親方。
何とも凄い話である。
タバコは吸わない私だが、そこら辺に
力士が居たら、それはさぞかし異空間であろう。
床に就いた私は、そんなことを思いながら
睡眠を貪るのであった。
そして翌日。
テレビを点けると愛知県の高校野球予選の結果を
延々と流していることに驚嘆しながらも、
身支度を整える私。
素泊まりなので、シャワーは浴びたが
コロンも叩かないし、ウィンクも決めないけれども
春日井を渡る私。
目指すは、愛知県体育館。
春日井からJRに乗って、大曽根で降りる。
乗客が皆、名古屋弁である。
エビフライのことを「エビフリャー」と言わないか、
聞き耳を立てているが、さすがに日常会話の中で
エビフライの話はなかなか出ないらしく、
独特のイントネーションであることだけしか理解できない。
そして地下鉄名城線に乗り換え、程無くして市役所前に到着。
地上に出て、看板を頼りに体育館を探す。
その方向に歩いてみると、どうやら名古屋城の敷地の中のようである。
何かの間違いではないか?
これは単に私が地図を読めないだけではないのか?
少し不安になるが、看板がそのように書いてあるのだから仕方が無い。
周りに私同様相撲観戦を決め込むファンが見受けられないので
それがまた不安を募らせるのだが、これはもう仕方が無い。
堀の中を入ると、幟が見えてきた。
どうやら合っているようだ。
ひとまず良かった。
外観としては体育館に幟や樽酒の樽などを
デコレートしているので、国技館のあの独特の雰囲気を
ベースにして考えて行くと少しばかり面食らう。
体育館のいわゆる無機質な感じが出迎えるので、
駅前から相撲の匂いがする国技館とは気分の高揚感が異なる。
なるほど。
これが地方場所か。
いきなり洗礼に出迎えられたことが、
逆に気分を高揚させる。
一体何が私を待ちうけているのか。
そうこうしていると、話に聞いていた
力士も来るというレストランが私を出迎えた。
この時、11時00分。
続く。
◇特報◇
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◇横綱審議委員会審議委員会◇
今回は、以下の質問についてご意見を募集しています。
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◆問1:
日馬富士が今場所10勝5敗でした。
この成績に批判の声も上がっています。
時に好成績、時に1ケタという現在の日馬富士の成績は
横綱としてふさわしいと思いますか?
また、その理由をお聞かせください。
◆問2:
あなたが考える、横綱として合格点だと思われる
成績のラインを教えてください。
例)11勝4敗、年間60勝、年間優勝1回 など
◆問3:
名古屋場所で一番記憶に残った取組を教えてください。