遠藤・千代鳳の現在地と、大相撲の現在地。格付けグルーピングを経て気付く、この半年の大きな変化。

遠藤が、鶴竜に勝った。
千代鳳が、琴奨菊に勝った。
そして下では照ノ富士が、大砂嵐が、千代丸が、
存在感を発揮している。
彼らはいずれも、幕内の経験が5場所以下である。
だが、幕内の力士にも引けを取らない相撲を取っている。
我々は新鋭に対して大きな期待を寄せる。
何故なら彼らの実力は未知数なので、
明るい未来を描くことが出来るからだ。
そんな期待を一身に背負っているのが遠藤である。
遠藤はここまで、負け越しつつも大器としての
潜在能力を誰もが分かる形で発揮している。
その期待値が下がることは無かった。
以前私はそんな遠藤について期待値と現実との間に
乖離が生じているので、少し冷静になって見るべきだ
という趣旨の記事を書いたことが有る。
◆過大に期待する前に、現状理解を。遠藤の現在の実力を考える。
(2013年09月29日)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/nihiljapk/article/324
だが、ここから3場所を経て、遠藤自身も
遠藤を取り巻く状況も変わった。
もしかすると、私は冷静になろうとするがために、
また、期待を裏切られるのが怖いがために
過小評価することによって予防線を張っているのかもしれない。
そこで、現時点でのグルーピングを考えてみた。
すると、面白いことが判明した。


なお、前回と比べて上った力士を「↑」とし、
また、下がった力士を「↓」と表現している。
◆第一グループ:毎回優勝争い。
白鵬
◆第二グループ:優勝争いにも関与できる。常に2桁勝利レベル
日馬富士 稀勢の里 ↑鶴竜
◆第三グループ:常に勝ち越す。
50%くらいの割合で2桁勝利。優勝争いには届かない
琴奨菊 
◆第四グループ:たまに2桁。基本的にはハチナナ。負け越しも。
豪栄道 栃煌山 
◆第五グループ:横綱大関に勝つことも。上位で勝ち越すことも。
隠岐の海 安美錦 碧山 ↑豊ノ島 ↓松鳳山 
◆第六グループ:50%程度の確率で前頭3枚目以上の、
上位総当たりレベルまで上がる時も有る。
だが、ここだと成績が伸びない。下だと基本的に勝ち越す。
豊響 旭天鵬 宝富士 勢 ↑豪風 ↑遠藤 ↑千代鳳
↓高安 ↓魁聖 ↓千代大龍 ↓妙義龍
◆第七グループ:稀に前頭3枚目以上の、
上位総当たりレベルまで上がる時も有る。
だが、ここだと成績が伸びない。下だと勝ち越したり負け越したり。
栃乃若 嘉風 豊真将 ↑玉鷲 
◆第八グループ:前頭中位までは上がれる。幕内に定着。
舛ノ山 常幸龍 ↓臥牙丸 ↓北太樹 ↑徳勝龍 
↑大砂嵐 ↑照ノ富士 ↑千代丸 ↑貴ノ岩
◆第九グループ:前頭と十両を行ったり来たり。
玉飛鳥 天鎧鵬 ↑旭秀鵬 ↑鏡桜
今回のグルーピングについては、あくまでも
過去の実績をベースにしているため、
遠藤も千代鳳も実際の実力としては1ランク上という捉え方も有ると思う。
しかし遠藤も千代鳳もまだ、上位で勝ち越していない。
潜在的な実力が、客観的な評価に追いつくまでには
時間が必要なのである。
評価するには論拠が必要で、論拠の元になるのは
無形の潜在能力ではなく、有形の実績であることは間違いない。
それでも、入幕して数場所の力士が実績面だけで
ここまで上り詰めるということ自体凄いことである。
並ぶ力士、下の力士を見てほしい。
実力も人気も間違いない者ばかりだ。
そして全く別の発見が有る。
そう。
随分と変動しているということだ。
まだ半年足らずであるにもかかわらず、
幕内の勢力図はこうも変わっているのかと驚かされる。
妙義龍は怪我が原因で下に居るし、
豊ノ島はまた上に戻ってきた。
琴欧洲に至っては姿を消しているのである。
昨年の大相撲を振り返った時に、今年も変わらなかった、
という感想を抱いた方が大半だった。
そして、その前の年もそうだった。
若手が大関横綱を破り、旧世代が退く。
これはもう、変化の兆候ではない。
山が動くのは、時間の問題なのかもしれない。
この半年で、この変化なのだ。
年の瀬に2014年を振り返る時、我々は一体どのような事実を元に
語り合うことになるのだろうか。
まずは、5月場所である。
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