幕下や十両の時間の観客大幅増は、初日札止めの裏で為された快挙である。「現場はいつだってガチやで。」とは?

相撲人気の回復が顕著である。
名古屋でも後半戦は平日でも満員。
初日から札止め。
良い情報はすぐに我々の元を駆け巡る。
情報化社会の良いところだ。
人気回復の要因についてよく言われるのが遠藤人気ということ。
確かに最近は遠藤への声援が稀勢の里を凌駕しているのではないか?
と感じることも有り、賛否両論あるがいよいよ相撲界の顔になりつつある。
モンゴル勢が不遇の時代を支え続け、
そして日本人のスター候補が登場。
新世代VS旧世代。
日本VSモンゴル。
大卒VS中卒叩き上げ。
遠藤一人だけで様々な対立構造が生まれる。
遠藤が土俵に立つだけで、そこにドラマが生まれるのだ。
これは観ている側として燃えない訳が無い。
確かにこの人気に関して遠藤の果たした功績は非常に大きい。
だが遠藤人気だけで語れない、現場の変化について
私は今日言及しようと思う。
そう。
観客の入りが明らかに早いのだ。
BSで相撲を観ている方はその変化にお気づきだと思う。
そして、それは連日アナウンサーや解説者が指摘していることなのだが
十両土俵入り前後に既に半分ほどの入り、
15時にもなると8割は入っている。
こんなことは、今まで無かった。
若貴の頃は、確かに凄い人気だった。
特定力士だけでなく、脇を固める力士達にも注目が行き
また彼らも非常に魅力的であった。
だが、その注目が幕下上位や十両に向かっていたかというと
そうではない。
遠藤の人気、もしくは上位陣の充実によって
今の活況が実現されたことは間違いない。
当然そこについては幕下十両が果たした役割は
ほぼ無いと言っても過言ではないだろう。
何故なら、幕下や十両から相撲を覚えるには
知る機会が少なすぎるからである。
つまり、入りが早くなった理由を推測すると
お客様の大半は幕内土俵入り前後に入っていたのだが
普段観ない十両を現場で見るとこれが面白い。
次は少し早く観てみようかと思い、1時間早く来る。
こんなところではないだろうか。
興味を抱くきっかけは、遠藤や上位陣など分かりやすい部分かもしれない。
だが、彼らは自分の目で見て、その魅力に触れた。
そして、自らの意志で本来注目されないカテゴリにも目を向けている。
興味の無い方の気持ちを動かすことが、どれだけ難しいことか。
どれだけその魅力を語っても、興味は抱くことは有っても
行動に結び付けることはあまり無い。
そこには、自分の意志が有る。
意志を動かすだけの価値が有るのが、今の幕下であり十両なのである。
だからこそ、本来注目されない幕下や十両で
観客が増えているということは重みが有るのだ。
一時的なブームは、メディアの後押しなどによって
日々起こり得るものである。
だが、ブームとは異なるところで人の気持ちを
動かすモノが有るならば、それは本当に凄いことだと私は思う。
初日の札止めも確かに凄い。
だが、その陰でもう一つの快挙が為されていることを知って欲しい。
そして、幕下や十両にも目を向けて欲しい。
それは、「幕下相撲の知られざる世界」と銘打ったブログを
書く者としての、切なる願いである。
最後に、先日ブログ間コラボをした、「プロ野球死亡遊戯」様の一言を紹介したい。
「現場はいつだってガチやで。」
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