川崎フロンターレサポーターの、大相撲観戦企画と観戦姿勢に感銘を受ける。
本日9月23日に、国技館に今場所2回目の観戦に出かけた。
中日を越えて、尻に火が付く力士も大勢居る。好成績を保つために、更に良い相撲を取ろうとする力士も居る。そうした事情からだろうか、闘志を前面に出し、多少のリスクには目を瞑りながら土俵際まで押し込む相撲が目立った。
そのため、土俵際での派手な投げの打ち合いやうっちゃりといった、豪快な決まり手で勝敗が決まることが多く、会場は早い段階から大盛り上がりだった。
そんな中で、一際目を引く集団が2階席に居た。
そう。
川崎フロンターレのサポーターである。
元々春日山部屋と協力関係に有ることが発端で、今日はその応援が主な目的だったと推測しているのだが、かなりの人数が入場していた。
よく有る話として、バレーボールの試合にアイドル目当てで来た観客が殆ど寝ていたり、ショーが終わるとさっさと帰ってしまったり、ということを聞く。そうした危惧が無かったわけではない。
だが、熱戦も有ってか、彼らは春日山部屋と関係ない相撲についても等しく声援を挙げ、手を叩き、熱中していた。
これだ。
私が一般の方に求めていたのは、こういうことだったのである。
最近相撲ファンとして非常に肩身が狭かったのが、「相撲が好き」だということを公言すると、色眼鏡を掛けた状態で何かを言われたり、そもそも無関心であったりすることから、話したところで何も話が広がらないのだ。
だが、彼らはそうではなかった。
相撲を純粋に楽しもうとして、国技館で声を挙げていたのだ。
恐らくそれは、春日山部屋と川崎フロンターレが長年かけて培ってきた信頼関係が、フロンターレサポーターを動かしたのだろう。少なくとも私は、相撲部屋とサッカークラブがここまで密接な関係を結んできた事例を他に知らない。
そして、その縁が有って国技館まで足を運んでもらった事例を他に知らない。
これは、本当にすごいことである。
丁髷で相当太った男がフンドシを巻いているのが、力士。一般的には好奇の眼差しで見られてもおかしくない集団に対して興味を抱き、彼らの晴れの舞台を見たいと行動してくれた。
そのマインドが、嬉しかったのである。
こうした第一歩を踏み出したことに、意義が有る。
思っていても行動できない人や集団が世に多く存在する中で、前向きな行動をしている彼らのその姿勢に、感銘を受けたのである。
だから、私はまた国技館に来てほしいと思っている。そして私自身が川崎フロンターレというチームに、春日山部屋という相撲部屋に足を運びたいと心から思った。
次の等々力競技場での試合は、10月6日。
行けるものなら、行きたい。
最初は相撲流儀で。和装で。
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私は参加したことがないのですが、サポーターが参加する春日山部屋応援ツアーがあり、国技館で遭遇した方はそのツアー参加者です。
春日山部屋のみなさんは、年に1度試合前のイベントを担ってくださっていますし、時々プライベートで観戦に来られているようです。とてもフレンドリーで、優しい方々ばかりです。
ぜひ等々力においでください。
和服で全く問題ありません。
しょっちゅう観戦に来られている和服をお召しになったご夫婦がいらっしゃるんですよ。
そして、春日山部屋のちゃんこも買えますよ。
結構人気メニューです。
等々力でお待ちしています!
コメントありがとうございます。
力士の方も、サッカーを観に来られるんですね。
それは、素晴らしいことです!
春日山部屋を見学することもさることながら、
フロンターレってどういうチームで、
どういう風土があのサポーターの方を育んだか
見届けたいのです。
和装、大丈夫でしたか!
10月中には一度行きます!