力士の健康問題。糖尿病や内臓疾患など、生命を脅かしかねない病と戦う現状を考える。
ここのところ、有り難い話で相撲関連で
様々な方とお話する機会をいただいている。
当ブログをお読みの方はご存知だと思うのだが、
私が相撲をこの頻度で観ているのはこの2年程度なので
知識にも見解にも限界が有る。
知らないことを隠すのではなく、
むしろ知らないからこそ言える、行動できる、
ということを基調にブログ運営をしている。
だからこそ、私が決定的に足りない部分を
大いに補完してくれることもさることながら
同じ趣味を持つ者として感覚を共有できること、
それそのものが非常に嬉しいのである。
こうした中で得られる情報は多岐に亘る。
力士のプライベートであったり、
部屋のしきたりであったり、
周辺の文化的側面であったり。
中でも、相撲を知っている方はご存知かもしれないが、
私の知らない少しショックなことが有った。
そう。
健康面である。
よく聞くのは「ある力士は糖尿病である」とか
「またある力士は内臓を壊している」とか。
つまり、あの体を維持するために、
健康を抵当に入れており、現役でありながら既に
生命を維持するうえで重大な支障をきたしかねない
病を患っているということなのだ。
スポーツ選手が長年の勤続疲労から
肘や膝、腰や肩などに致命的な怪我を負っている
という外科的な話は他の競技でもよく聞く。
怪我とどれだけ上手く付き合っていけるか、
ということも含めて競技者としての能力であると私も考えているが、
今回の話はそうした次元とは一線を画している。
力士は自己実現のため、家族のため、そしてファンのために
生命を犠牲にしながら土俵に上がり続けているのだ。
これは、とてつもなく重い話である。
スポ根漫画で、病気を抱えながら周囲に止められ、
それでも周囲の制止を振り切って協議を続ける、
なんていうシーンは飽きるほど観ている。
だが、あれはフィクションであり、誰も傷つかないからこそ
受け入れることが出来る描写なのだ。
「死ぬ気で頑張る」
そういう言葉はよく聞くが、彼らのそれは
本当に死ぬかもしれない状況の中で発せられる。
廻し一丁で丁髷。
その上とてつもなく太っている。
好奇の眼差しで見られ、相撲を知らない立場からすると
尊敬というよりはネガティブな印象すら与えかねないのが
力士の持つ特徴である。
そんなことを重々承知し、怪物扱いされることを
受け入れながら、明日無き戦いに身を投じているのが力士。
そう考えると、力士の見方が変わる。
なお、こうした状況をどう改善するか?
というのはまた別の議論が必要である。
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問4: 問3で答えた理由をお聞かせください。
問5: (ここからはお遊びです)
「幕下相撲の知られざる世界」では、このほど
力士にのぼりを作ってみたいと考えています。
もし作るとしたら、誰ののぼりを作ってほしいですか?
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同感です。
無駄に太っているように感じます。
150キロ以上の体重が必要なのでしょうか?
必要ならば、その根拠を示すべきだと思います。
そもそも、一部の力士以外稽古量が異常に少ないです。
食事量と稽古量が比例していません。
だから、無駄に太っています。
無駄に太るから怪我もする。もっと運動量がへり太る。
「太るが良し」の悪しき慣例を協会が改めなければなりません。
面白くない相撲が増えたのは、「太りすぎ」が原因です。