【データ検証】横綱が9勝6敗以下の成績を残す確率は?

琴欧洲休場問題を引き金として、大関の実力について
意見が交わされている。
とある横綱審議委員は10勝を一つのラインとして
これを下回った場合は自動的に降格としよう
という提案をしている。
大関とは横綱に次ぐ実力者で、
相撲界の顔としての活躍が求められる立場であり、
そう考えると10勝を一つのラインとして考えるのも
一つの見方である。
だが、このラインが大関にとっては非常に高く、
そもそも大関の成績の平均ラインが9勝であることは
前回の指摘の通りである。
そもそも相撲界の顔たる成績を常に残し続けるライン、
10勝を残すことの難易度とは一体どのようなものなのだろうか?
そこで私は考えてみた。
そう。
横綱にこのラインを当てはめてみたのである。


一度ダメなら即引退。
一撃貰ったら即死方式のロックマン動画を観るような意識で
私はデータを収集してみた。
◆歴代横綱のクンロク率
クンロク率:横綱としての全出場場所数から9勝6敗以下の成績場所数の
占める割合を示す。
なお、途中休場したうえでのクンロク以下の成績(例:5勝2敗8休場)は
クンロクとして計上する。
※全休場所は母数から除く。
力士 クン/全場所 クン率 クン順位
白鵬  1/28 0% 1
朝青龍 5/38 13% 4
武蔵丸 6/21 28% 15
若乃花3 5/8  62% 28
貴乃花 8/37 21% 12
曙    5/36 14% 5
旭富士 3/8  37% 19
大乃国 7/16 43% 25
北勝海 4/30 17% 7
双羽黒 4/8  50% 27
隆の里 5/12 41% 21
千代の富士 6/52 11% 3
三重ノ海   3/7    42% 23
若乃花2 7/24 29% 11
北の湖 10/57 17% 8
輪島  10/41 25% 13
琴櫻  5/8  62% 29
北の富士     8/26 34% 18
玉の海 1/10 10% 2
佐田の山  4/18 16% 6
栃ノ海 10/14 71% 31
大鵬  9/52 17% 9
柏戸  13/41 31% 17
朝潮  6/12 50% 26
若乃花 5/23 21% 11
栃錦  5/24 20% 10
吉葉山 10/15 66% 30
鏡里  8/19 42% 24
千代の山  9/36 25% 14
東富士 8/19 42% 22
前田山 6/6  100% 32
照國  9/22 40% 20
何らかの理由で早く引退、逝去した事例を除くと、
一流のラインとして20%の壁が存在していることがよく判る。
横綱として力が落ちても、つまりクンロクで引退説が上がっても
それでも尚且つ力を見せて、最終的に引退するまで
10場所程度のクンロクで収められる力士こそが
大横綱と言えるわけである。
横綱にとってのクンロクとは、進退を問われるラインであることが
改めて立証される結果となった。
だが、横綱とはいえクンロクのラインというのも
現実的に存在しており、決して聖域ではない。
ちなみに大関の平均クンロクは60~70%。
横綱と大関の違いを如実に語る数値であると言えよう。

【データ検証】横綱が9勝6敗以下の成績を残す確率は?” に対して 3 件のコメントがあります

  1. はじめまして。 より:

    横綱の引退について考えるなら、9勝6敗よりも、何場所優勝できなかったとか、格下の力士(関脇以下)にどれだけとりこぼしたとかのほうが重大な気がします。
    よく言われるのが初日から三連敗すると(小結以下と当たるので)引退を考えなければならなくなるそうです。
    今の大関叩きは横綱が強すぎるのに逆ギレしてる人が騒いでるだけでしょう。輪湖時代の大関(貴ノ花・増位山・旭国)らに
    そんな高いレベルの成績を求めていましたっけ?もっとも三重ノ海・若三杉は横綱になったのでその分で許されてたのかも。
    それにしても、貴方は先場所の旧田子ノ浦勢の大健闘や、今場所後の貴の岩の新十両昇進についてこそ、しっかりとした意見を述べるべきでしょう。どんなお考えなのか、知りたいもので
    ございます。

  2. ウィンストン より:

    申し訳ございません。
    出しゃばらせていただきます。
    >横綱の引退について考えるなら、9勝6敗よりも、何場所優勝で>きなかったとか、格下の力士(関脇以下)にどれだけとりこぼし>たとかのほうが重大な気がします。
    >よく言われるのが初日から三連敗すると(小結以下と当たるの
    >で)引退を考えなければならなくなるそうです。
    よく言われますか?聞いたことありませんが。
    9-6以下と格下に取りこぼすのとがどちらかとはいえないように思いますけどね・・・。
    いずれにしても1度くらいでは引退までは言われないでしょう。
    横綱が衰えるときってもちろん一概には言えませんが前半は無難にこなすが終盤に星を落とす、つまり格下の相手にはそれまでの経験でしのげるが上位陣とあたると星を落とすことが多くなるというケースが多いのではないでしょうか?その他、負け方(たとえば腰から尻餅をつく等)やらで総合で自分や周囲が考えたりするものです。
    >今の大関叩きは横綱が強すぎるのに逆ギレしてる人が騒いでるだ>けでしょう。
    それもあるかもしれませんが昔はよかったという思い込みというか妄想というか早く言えば老害であると思いますけどね。
    >輪湖時代の大関(貴ノ花・増位山・旭国)らに
    >そんな高いレベルの成績を求めていましたっけ?もっとも三重ノ>海・若三杉は横綱になったのでその分で許されてたのかも。
    今回のはちょっと極端過ぎますがおおよそいつの時代でも言われてることではあります。必ず「昔の大関は(あるいは横綱は)強かった、それに比べて今は・・・」と言われることが多いですね。三重ノ海はしばらく一桁や負け越しが続くなど苦悩の日々が続きましたしそれは関係ないでしょう。
    >それにしても、貴方は先場所の旧田子ノ浦勢の大健闘や、今場所>後の貴の岩の新十両昇進についてこそ、しっかりとした意見を述>べるべきでしょう。
    それはおかしい。
    今の極端すぎる批判は先に述べたように思い込みから来ているもので、昔の横綱や大関の成績がそんなに理想どおりの成績であったわけではないのでたたくのは誤りだ(あるいは事実を示して皆さんにお考え頂こうとする意図もあるかも)ということを仰せのご意見であると私は推察いたします。
    何について意見を述べるべきかはあくまでもご本人が決める事である筈です。ご自分が重要だとお思いのことに関してのご意見を仰せのはずです。
    第三者が「そんなことよりこっちのほうの意見を述べるべき」などというものではない。
    「ところで○○の件についてどうお考えですか?」と聞くのであれば良いが、その聞き方は明らかに礼を逸していると私には思えますが・・・。

  3. ウィンストン より:

    ご返答ありがとうございます。
    ただ・・、
    >9勝6敗以下の成績の場所の割合を示します。
    >以下の文章を本文中にも追加しました。
    白鵬は9-6になった場所も途中休場の場所も無いはずですよね。
    0%になりませんか・・?
    また、個人的見解ですがこの場合は成績によって何かを決めるというものではなく、強さを図る目安とすべきものですので途中休場は省いたほうがよろしいのではないかと存じますが・・・。
    でも違う意見の方もおられるでしょうね・・・。

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