【データ分析】日馬富士は1年以内でクンロク以下だと短命横綱濃厚?

日馬富士への風当たりが強くなってきている。
9勝6敗という成績に依るところが強く、
そもそも安定して成績を残せていない、
という不安要素について言及する人が増えてきている。
この成績が横綱初の場所だったことに起因するのか、
それとも前の2場所が確変状態だったということなのか、
それは今後判明することではある。
だが、ここで気になるのが
日馬富士は大丈夫なのか?ということである。
以前触れたとおり、横綱初の場所で合格ラインとする
13勝に達した力士は極めて少ない。
だが、私の感覚値で考えてみると
その後の場所では本領を発揮するものである。
そこで、私は過去の横綱の昇進後1年の成績を分析し、
その傾向を分析してみた。


なお、1場所の成績について以下のカテゴリに分類した。
○:12勝以上
△:10~11勝
×:9勝以下
※休場場所も含む
力士 在位 ○ ▲ ×
琴 櫻 8 1 3 2
三重海 8 2 2 2
旭富士 9 3 2 1
双羽黒 9 2 1 3
玉の海 10 5 1 0
若花3 11 2 1 3
隆の里 15 3 3 0
栃ノ海 17 1 2 3
佐田山 19 4 1 1
大乃国 23 2 1 3
北富士 27 3 3 0
武蔵丸 27 3 1 2
若花2 28 4 2 0
北勝海 30 3 3 0
白 鵬 32 4 2 0
朝青龍 42 4 1 1
輪 島 47 4 2 0
曙   48 4 2 0
貴乃花 49 6 0 0
大 鵬 58 5 1 0
千富士 59 5 0 1
北の湖 63 4 1 1
傾向がかなりはっきりしてたのが、
1年以内に2回、9勝以下で終えると
早期引退に追い込まれてしまうということである。
逆に9勝以下が無い場合については
長期にわたって安定した成績を残せる傾向に有るらしい。
例え調子が振るわなくても10~11勝を
コンスタントに残せることこそ、
横綱に求められる資質なのだと感じた。
以前私は横綱に求められる要素として
爆発力、安定感、そして健康という3点を挙げたが、
最も必要なのが安定感であるという認識を抱くに至った。
私は個人的には日馬富士には
ダメなときはとことんダメでも、
数場所に一度圧倒的な力を見せつける、という
昔のイナリワンやヒシミラクルのような
新型の横綱を目指すこともアリなのでは?
と考えていたが、爆発力だけでは
横綱の地位を保つことが難しいらしい。
いずれにしても、日馬富士にとっては
1年以内にもう一度クンロク以下の成績を残してしまうと
その前途は大変厳しくなるため、
悪いなりに成績を残すための改善をしてほしいものである。

【データ分析】日馬富士は1年以内でクンロク以下だと短命横綱濃厚?” に対して2件のコメントがあります。

  1. なの。 より:

    日馬富士は今までも活躍した次の場所で低迷する事は良くありましたから、別に珍しい事ではないと思うんですが、やはり「横綱」という地位が今までと同じようには観てくれないんでしょうかね。
    二回連続して活躍した方がずっと珍しいってだけでしょう。
    たぶん来場所はそれなりに活躍して、その次の場所はまた低迷する。
    そういう横綱だと思います。

  2. Nihiljapk より:

    横綱に対して求められるものが
    この10年くらいで一気に変わりましたからね。
    そういう要求を世間的には満たさねばならない、
    というのが日馬富士の辛いところです。
    個人的にはむらっ気の有る横綱もアリとは思います。
    ツボにハマるとめちゃくちゃ強いという、超個性派。
    漫画的でいいじゃないですか。

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