史上最強の大関は誰か?歴代大関ランキング 前編

史上最強の大関は誰か?
好角家の間ではよく話題になるトピックである。
各自の思い入れたっぷりに、この話をしていると
1晩では語りつくせぬことになるはずである。
何しろそこには心情的なものが反映されるので、
自身の最強大関こそが最強、として
なかなか折れにくい。
しかし、相手も同じような思い入れを抱いているので
何時まで経っても議論は並行線になってしまう。
結局議論に決着が付くことは殆ど無い。
だから時折この話が出るし、何時だって盛り上がる。


そこで、私はこの議論について一つの見解を示したい。
勿論私の定規で話を進めるので、この点については
ご容赦いただきたいし、読者の方の思い入れを
否定するものでも無いことはご理解いただきたい。
まずは歴代大関の定義について、
以下の条件で考えた。
◆条件①歴代大関の定義について
・戦後の大関であること。
 ⇒6場所制以降で比較することによって
 成績の優劣を判断しやすくした。
 そのため、琴ヶ濱以降の大関を対象としている。
・現役を引退していること。
 ⇒現役大関だとこれから成績が伸びることや
 陥落することも想定される。
 現状で評価することは難しいことから、
 過去の大関のみ対象とする。
次に、優劣を判断する上で大関を以下の3ランクに分類した。
◆条件②大関をカテゴライズする3ランク
■ランクC
・在籍場所が20場所以下且つ12勝以上の場所2回未満
■ランクB
・2年以内で12勝以上の場所を3回経験していない
・在籍場所が20場所以上もしくは12勝以上の経験あり
■ランクA
・2年以内で12勝以上の場所を3回経験している
上記の理由:
・強さの持続力
 ⇒20場所を分岐点として傑出度に差が生じているため。
・傑出度
 ⇒優勝争いに参加している、12勝を分岐点として差が生じているため。
  また、傑出した成績については再現性が必要となる。
  そのため2年以内12勝以上を3回以上として設定した。
想像は付くと思うが、C⇒B⇒Aの順序で強さを測ることになる。
まずは、Cランクの力士である。
◆Cランクの力士一覧
21位:魁傑
大関陥落を経験後、不屈の闘志で再度昇進したことは
本当に素晴らしい。
しかも、昇進する際に優勝までしている。
だが、大関在位期間では際立った成績を残すことが
出来なかった。大関時代に一度でいいから全盛期の
相撲を観たかった力士である。
在位期間が11場所と短いが、1度12勝以上という
場所が有ったことを考慮し、21位とした。
22位:出島
勢いで一気に大関までのし上がった、突き押し相撲の雄。
体調を崩した関係で、大関陥落が非常に早かったのが悔やまれる。
全盛期とまではいかないが、その後息の長い活躍をしたことが
逆に印象的な力士である。
他の力士と比較すると、陥落までの12場所で
10勝以上が5場所有ったため、
安定感を考慮してこの順位とした。
23位:前の山
準優勝2回の余勢を買っての大関昇進も、
最初の場所でいきなりの休場。
クンロクどころかハチナナで何とか凌ぐも、
大関は敷居高かったか、1年半で陥落。
一瞬の勢いは凄かった、という評価に成るのだろうか。
在位場所は10場所。雅山の8場所との比較になるが、
7場所で勝ち越したことを考慮し、こちらを上位としている。
24位:雅山
ご存知、雅山。
大関までの勢いは本当に凄かった。
大関以降は本領を発揮することが少なく、
その頃の勢いは陥落後に数年に一度見せていたが、
大関獲りを目指していたころの姿を知る者にとっては
嬉しくも悲しくもあった。
増位山との比較だが、在位場所が8場所で
1場所多かったことを考慮して上位にしている。
25位:増位山
2ケタ勝利も稀。三役にも定着していない力士だったが、
数度目の小結昇進後、突如大爆発。
11勝、12勝と立て続けに残してまさかの大関昇進。
さすがに大関は厳しかったが…
大受よりも在位場所が2場所多かったことを考慮し、
こちらを上位としている。
26位:大受
この人もワンチャンスをモノにしての大関昇進。
しかし、この手の昇進は果たして幸せなのか、
と考えさせられる、昇進後の成績である。
在位5場所は史上最短。
◆Cランク総評:
怪我に泣いた力士や、一生に一度のチャンスをモノにした力士が
ここに登場している。
大関という地位に成れたことが、そもそも名誉なのである。
最弱大関などという括りで評価するのではなく、
大関経験者という認識で考える方が適当ではないだろうか。
ちなみに琴光喜は一応現役復帰の可能性を考慮して
対象外としている。
続く。

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