国技館で相撲関連のちょっとイヤな土産物「いやげもの」を大量に買ってみた。

国技館に行ってきた。

熱戦に次ぐ熱戦で夜勤明けでありながらほぼ一睡もせず、
豪風の一番だけ限界でお休みをいただいた以外は
幕下から全てを見届けたわけである。

会場の空気も最高で、満員御礼。

私の見ていたイス席は外国人観光客が多く、
着用していた吐合Tシャツに興味を持たれ、

「お前、何処で売ってるんだ?」

と聞かれたことから、

「作ったんだよ。持ってるけど買う?」

と答え、交渉成立。
フロリダで I love 吐合が闊歩することになった。

さて、そんな楽しい相撲観戦で
今回是非達成しておきたいことが有った。
そう。
土産物である。

国技館には土産物屋が有り、相撲関連のグッズを
販売しているのだが、中には結構アレなものも多い。


誰が買うのだろう?
SMAPの「がんばりましょう」という曲でこんな一節が有る。

東京タワーで昔 見かけたみやげ物に
はりついてた言葉は 「努力」と「根性」

このようなジャンルの土産物については
みうらじゅん氏が「いやげもの」として
世に提唱しているわけだが、
相撲界の「いやげもの」を今回は特集しようと思う。

総費用:3950円。
幕下相撲評論家、横審審議委員会主宰の本気を見よ。

いやげもの 商品No.1
豊真将爪切り

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爪を切る度に豊真将に出会える逸品。
小指の先端から第二関節までくらいのサイズである。

想像以上に小さいこの爪切りは、
豊真将に巡り合えるというメリットがありながら
サイズが小さ過ぎて、この爪切りを使っていても
誰だかよく分からないという副産物まで産み出している。

豊真将ファンがこれを使う時は、
心の目で豊真将のことを思いながら
ある程度彼の姿を再現する必要が有る。

爪切りに写真を載せているのに、
小さすぎるしぼやけている。

使う側は豊真将で萌えたいのに、それすらも許さない。
こんな土産物は他に有るだろうか?
私は知らない。

いやげもの商品No.2
琴奨菊キーホルダー

琴奨菊の愛すべきキャラクターを
デフォルメしてキーホルダー化しました!
という逸品。

とにかくこれは見てほしいのだが、
全く似ていない。

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似ている要素を探す方が難しい。
強いて言うなら、大銀杏くらいか。

これを作った人は、似せる気が有ったのだろうか?
たまにメジャーリーグを観ていると、
選手の人形を配布する日が有るのだが、
この時も結構なものを目にする。

特に日本人選手だと酷いのが多いのだが、
あれは外国人の日本人の姿形に対する解釈レベルが
低いからこそ発生している悲劇だと認識している。

だが、これは日本人が琴奨菊を作っているのに
この有様なのだ。

むしろ、下の名前が無ければ誰だか分からない。
コロッケが「ちあきなおみです」って言いながら登場する、
例のアレを思い出した次第である。

いやげもの商品No.3
稀勢の里携帯クリーナー

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携帯に稀勢の里。
しかも、写真が掲載されている。

琴奨菊の時は、再現度が低過ぎて困っていたが、
稀勢の里の時は、再現度が高過ぎて困るのだ。
何という皮肉だろう。

女の子が付けていれば「大丈夫か?」と思われるし、
男が付けていれば(自主規制)を疑われるシロモノ。

まぁこの写真が琴欧洲や把瑠都などであれば
萌えやジャニーズ的な使い方かという解釈も有るが、
これが稀勢の里だとすると、強烈だ。

基本的に顔がマジなので、怖いのだ。
恐らくこの商品に一番不向きな力士であることは間違いない。

いやげもの商品No.4
謎の力士キーホルダー

誰がモデルか分からない力士をあしらったキーホルダー。
なんかとりあえず、力士。

実在の力士を模していれば、その力士のファンが
ターゲットだということが分かるのだが、
これに関して言うと、誰が買いたいのか分からない。

分析しても分析しても、よく分からない。
数ある土産の中から、これを選ぶ理由が見えない。

土産物屋も良く分からない状態でこれを作ったのではないか?
そして、このキーホルダーには秘密が有る。

力士くんの首が、動くのだ。

謎の商品に追加された、謎の機能。
この辺りもいやげものとしての芸術点を高める。

いやげもの商品No.5
高見盛皿

100の言葉よりも、写真を見るほうが説得力が有る。

高見盛がフルスロットルで例の動きやってる時の写真だ。

怖さを打ち消し、戦場に向かう高見盛。
この表情には、覚悟を決めた男の生きざまが見られる。

その男を眺めながら、食事する。
落ち着くわけがないだろう。

そして、例の表情なので面白いのである。

どんな料理も台無しにしてしまう、高見盛の覚悟と生き様。
決して彼が悪いのではない。

更に彼の写真を載せてしまう製作者と、
そして、それを料理に使ってしまう人である。

凡百の人間が考えても思いつかない、このセンス。
これが圧倒的に高かったのだが、どうしても欲しかった。

ちなみに私はこの皿を使ってどうしても
カルパッチョが食べたい。
彼のこんな顔を見ながら。

ここまで来ると、いやげもの路線も継続してほしい。
いや、本気で。

 

国技館で相撲関連のちょっとイヤな土産物「いやげもの」を大量に買ってみた。” に対して1件のコメントがあります。

  1. イヌイアユミ より:

    はじめまして。
    いつも読ませていただいています。
    今日の記事面白過ぎです。
    声を出して笑いました。
    いやげもの大相撲バージョン、わたしもこれからちょっと気にして見てみます。
    これからも楽しみにしてい
    ます。

  2. Nihiljapk より:

    >イヌイアユミさん
    コメントありがとうございます!
    また、いつも読んで頂き、嬉しく思います。
    今回のは…国技館であまりのいやげもの感に衝撃を受け、
    お金をドブに捨てるという暴挙に出てしまったわけです。
    もう高見盛皿は数に限りが有ると思われるので、
    今場所中に購入されることをおススメします 笑

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  4. 【300万アクセス記念企画:第三弾】「幕下相撲の知られざる世界」の、反響の多かった記事まとめ

    4月1日に200万アクセスを突破して5か月。
    早くも300万アクセスを記録しました。

    これもひとえに皆様のおかげです。
    本当にありがとうございます。

    最近当ブログを知った方も、長くご覧になっている方も
    特に反響の多かった記事をまとめますので、
    ご一読頂けると幸いです。

  5. 相撲協会の本気とほつれ。素晴らしいファンサービスといやげものの落差に衝撃を受ける。

    大相撲初場所。
    今場所も様々なドラマが生まれている。

    稀勢の里の綱取りや遠藤の奮闘、そして逸ノ城の登場。
    皆が思い思いのポイントを気にしながら、
    国技館に足を運ぶ。

    そんな中で大相撲協会は新規ファンの開拓と
    既存ファンのリピート率向上を目指すべく
    ファンサービスに注力している。

    今回私は2日目に足を運んだ際、
    一緒に行った方の購入されたチケットの関係で
    多様なサービスを受けることになった。

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