地方場所未経験の私が、名古屋場所9日目に足を運んでみた。延長戦。

名古屋場所は初めての私。
前日から宿の有る春日井市で懇意にして頂いている
相撲ファンの方から聞いた情報によると
「名古屋場所は距離が近い」ため、
親方や力士と接点を持ちやすく、また
臨場感を味わいやすいのだという。
同じ食堂で飯を喰らう力士。
同じ喫煙所でタバコを吸う親方。
当日、例の食堂が私の目の前に現れた。
が、私の原点として力士は尊敬の対象であることから
近づくのは嬉しいというよりは申し訳ない方が先立ってしまう。
結局私は案内のお姉さんにすら気を遣ってしまい、
売店で弁当を買うのも自分で済ませてしまった。
しかし、しかしである。
時は三段目中位の対戦の真っ最中のこと…


思った以上に美味しい「相撲弁当」に感動すら覚えていた私。
生まれてこの方幕の内弁当を美味しいと思ったことは無かったので
「あまちゃん」で言うところの「じぇ」一つくらいの
驚きを覚えていたのだが、
相撲弁当の味や中身をほぼ全て忘れさせる出来事が発生した。
土俵上ではあの、一心龍が出てきた。
一心龍。
「いっしんりゅう」と読むこの力士は、
私にとって本当に特別な力士だ。
北の湖部屋所属で、稽古見学に行った時に面識が有る。
立ち話を10分ほどしており、
稽古見学の基礎知識や私のブログの話を
バケツを洗いながらした力士である。
あまりにも常識的な態度で、こんな力士が
世の中に存在するのか?と感激したのだが、
そんなことを思い出していた正にその時。
前の席の男性ファン4人組が名鑑を片手に
おもむろに話し始める。
「おっ、一心龍だ。」
「あ、あの稽古見学の時、凄くいい人だった、っていうやつね」
「そうそう、その後後ろから大露羅が出てきたんだよね」
「ははは、そうそう」

私はこの時の驚きについては「じぇ」が
何個あっても足りないほど驚いた。
しつこく「あまちゃん」の例えで言えば、
「じぇ」だけで「ゴッドファーザー愛のテーマ」が
奏でられる程である。
何ということだ。
私にとって、これほど嬉しいことは無かった。
誰がどう見ても、これは読者なのだ。
一心龍が常識的な人間だということについて、
知るすべは他に無い。
しかも、大露羅が後ろから出てくるなどという話が
被るわけが無いのである。
思えば私は、相撲に関する話題があまりに少なく、
自分が思っている魅力を代弁する人が居ないことから
このブログを立ち上げるに至った。
そして目の前には、その話が確かに届いた人たちが居る。
私と同じような理由で相撲ブログに行きつき、
エピソードを共有できた。楽しんでも頂けた。
私には、それが何よりも嬉しかった。
だが私は、そこでこの4人の方たちに
感謝の言葉を述べることは出来なかった。
吐合Tシャツを着用しているにも関わらず。
向こうも薄々気づいていたのかもしれない。
私はこのことが嬉しかったのだが、
気恥ずかしさと相手が戸惑うかもしれないことを考えると、
ブレーキを掛けてしまった。
そしてその後、別の読者の方がツイッターを
読んで下さった関係で、ご挨拶をかわすことが出来た。
神田うのと梅宮アンナの褒め合いのような、
少しむずかゆい感じの会話になってしまったが、
ブログの果たした役割を感じることが出来て、
本当に嬉しい名古屋滞在となった。
頂いた吐合ストラップは、至る所でお見せしております。
ありがとうございました。
◇特報◇
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