幕下=AKB・ジャニーズJr説。

外国人エリート。
中卒・高卒エリート。
大卒エリート。
元関取。
持たざる者。
彼がら円形のジャングルで凌ぎを削り、
女神と死神が同時に微笑む舞台、幕下。
十両や幕内しか観ていないものでは
理解できないような超展開が待ち受けており、
流し見していると、二度見してしまうような
衝撃を受けることもしばしばである。


しかし、彼らが超展開に次ぐ超展開などという
本来ありえないような相撲を取るのには
大きな理由が有る。
つまり、誰もが不完全なのである。
相撲の方程式で言えば、
本来勝てる展開で有っても勝てない。
負けるはずの展開で逆転する。
それは方程式が方程式として成立していない
ということなのだとすれば、
「勝てる」が「勝てない」になったのだから
彼らの相撲は完全でないということが
逆説的に立証されることになる。
しかし幕下の超展開とは、不完全だからこそ
楽しいのだとすれば、完成度が高いものこそ
価値があると考えてきた今までの価値観とは
何だったのだろうと感じさせられる。
相撲300年の歴史の中で、幕下とは
常にそうした位置付けであり、
あくまでも不完全な者同士で、手持ちの武器だけで
戦う場であることは変わらない。
不完全なものを観るエンターテイメント。
奇妙な印象を受けるが、実は私達は
こうした楽しみ方を現代に於いても
非常に身近なところで実践している。
そしてそれは、大変な収益を挙げている。
ジャニーズJr。
AKB48.
私達は、荒削りなパフォーマンスから
彼らの将来に想いを馳せる。
つまり、不完全だからこそその先の将来が気になるのだし
不完全な現状すら愛でられるわけである。
大相撲は300年の歴史の中でこうした
価値観を既に産み出している。
ジャニーズJr.やAKBの源流に有るのは
間違い無く相撲であり、こうした価値観が有ったからこそ
彼らは現代に於いて自然と受け入れられるわけだ。
会いに行ける力士。
これこそが幕下の持つ大きな魅力であり、
ダメでも期待せずにはいられないという状況に
させるのである。

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