【番外編】「琴ナントカ」みたいな四股名一覧。

【前置き】
これは2011年1月に私の別ブログに
記載した内容の転記です。
小学校の頃から父親と共に観ていることから、
相撲が好きである。
賭博問題がどうとか、日本人が不振とか
様々な問題が浮上しているものの、
体格の向上とエリート外国人の出世などから
間違いなく相撲自体のクオリティは
過去のそれとは比較にならない程向上している。
だから、休みの日に相撲を眺めているのが
たまらなく楽しい。
やれ
「デブがほぼ全裸で押し合うのが何が楽しいのか?」
とか
「あんなもん八百長じゃねーか」
とか
「高見盛は人前に出さない方がいい」
というような突っ込みは、
ラーメンを喰いながらカロリーを気にすることくらい
ナンセンスなのである。


私達は相撲が300年掛けて醸成した独自の文化を
何も考えずに楽しむべきなのである。
また、それが正しい相撲の見方なのだ。
だが、300年の文化がある相撲では有るのだが、
最近とても懸念すべき潮流が有る。
そう。
四股名である。
相撲取りの名前、四股名は実に風情のあるもので、
郷土の山河やその部屋に由緒正しく残る名跡を
名乗ることが一つの魅力である。
だが、その古き良き風習を破壊する、
非常に憂慮すべき事態に発展してきている。
言い方は悪いが、相撲の親方など、
結局相撲しか取ってこなかったわけで、
そうした文化的側面をあまり理解していないのが
事実なのであろう。
そんな彼らがさぁ、弟子に名前を付けよう!
となった時に思いつく、手っ取り早い手法。
それが風情を破壊する要因となっているのだが、
「現役時代の自分の名前を拝借する」、
という手法なのだ。
古くは「琴ナントカ」から始まった風習で、
私が子供の頃は紋を切ったように製造される
琴ナントカ達の存在は、新日本プロレスで
当時大量製造されていたマシン軍団、海賊軍団にも通じる
バカバカしさがあって、それはそれで
一つの特色として笑っていられたものである。
だが、この「琴ナントカ」のバカバカしさを
バカバカしいとも気づかずに大真面目に
追従する者が大量発生し始めたのだから、
非常にタチが悪いのだ。
今日は休みで有ることから、
この潮流に対して非常に頭にきたので、
全ての部屋の「琴ナントカ」インスパイヤを
洗い出してみた。
出羽海部屋:出羽~(師匠:出羽の花)
春日野部屋:栃~(師匠:栃乃和歌)
玉ノ井部屋:~東(師匠:栃東)
入間川部屋:~司(師匠:栃司)
田子ノ浦部屋:碧~(師匠:久島海)
千賀ノ浦部屋:升~(師匠:升田山)
佐渡ヶ嶽部屋:琴~(師匠:琴ノ若)
片男波部屋:玉~(師匠:玉春日)
峰崎部屋:峰~、~峰(師匠:三杉磯)
尾車部屋:~風(師匠:琴風)
松ヶ根部屋:若~(師匠:若島津)
花籠部屋:太~、~龍(師匠:太寿山)
阿武松部屋:益荒~、~荒雄(師匠:益荒雄)
貴乃花部屋:貴~(師匠:貴乃花)
井筒部屋:鶴~(師匠:逆鉾)
陸奥部屋:霧~(師匠:霧島)
錣山部屋:寺尾~(師匠:寺尾)
高砂部屋:朝~(師匠:朝潮)
中村部屋:~富士(師匠:富士櫻)
東関部屋:高見~(師匠:潮丸)
九重部屋:千代~(師匠:千代の富士)
八角部屋:保志~、北勝~(師匠:北勝海)
立浪部屋:~浪(師匠:旭豊)
桐山部屋:~川(師匠:黒瀬川)
朝日山部屋:大~(師匠:大受)
伊勢ヶ濱部屋:~富士(師匠:旭富士)
春日山部屋:春日~、~春日(師匠:春日富士)
大島部屋:旭~(師匠:旭國)
友綱部屋:魁~(師匠:魁輝)
追手風部屋:大翔~(師匠:大翔山)
高田川部屋:安芸~(師匠:安芸乃島)
…もうね、これウンザリでしょ。
ナリタブライアンとかオグリキャップみたいな、
馬に名前を付けるんじゃないんだから、
これだけこのバカバカしいネーミングセンスが
氾濫すると、観ている方も萎えてしまう。
まず、これはビジュアル系バンドで
「TATSUYA」みたいな名前を今さら付けるくらい
恥ずかしいことである認識をしてほしい。
そして、中村部屋と伊勢ケ濱部屋に言いたいのは、
せめて付ける名前を別にしてほしいということである。

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