相撲の地位失墜の原因とは?3
相撲には300年の歴史が有り、
また戦後からは特にテレビならびに
ラジオでの中継が毎日行われており、
誰もが見られる環境で且つ
歴史上のアドバンテージから誰もが楽しみ方を知っている。
こうした条件が整いながらも、
相撲が現在人気凋落を憂き目に遭っている。
そもそも相撲人気の低迷というのも、
誰が言い始めたのか判らない。
観客席に人が入っていないのは確かだが、
それは単に相撲を観に行く人が少なくなっただけで
興味を示さなくなったという結論を導くには
早計である。
そういえば、他のスポーツの現状はどうだろうか?
私は考えてみた。
特に注目したいのは、野球・プロレス・ラグビー。
こうした前時代に人気が有り、且つ誰もがその見方を
知っている競技である。
サンデーモーニングで張本辺りでもそれなりに
語ることが出来るもの、というのがここで言う定義である。
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なんと、全ての競技が人気低迷しているではないか。
地上波での中継が打ち切りになり、
観客動員が苦戦を伝えられ、
苦しい状況の中でどう知恵を絞るか?
というマネジメント的アプローチから語られる機会が
増えたという共通点すら存在する。
詰まるところ、こうした問題は相撲だけに
限られたことではなかったのだ。
それぞれがそれぞれに抱える問題も有るだろうが、
共通項として「前時代的なスポーツの低迷」という
事実が浮き彫りになった以上、
その要因を探ることが真相に迫る一つの方法である。
かつてとは状況が異なる中で、
支持を得られなくなってきている前時代的なスポーツ群。
これらに共通することとは一体何だろうか?
そして、かつては支持されていた要因とは一体何だろうか?
続く。