琴奨菊の強さは、取りこぼさない強さ。強みを出せない琴奨菊に迫られる「決断」とは?

琴奨菊も、苦しい土俵が続いている。
カド番の脱出には8勝せねばならない。
後半戦は小結関脇大関横綱が待ち受けるだけに、
序盤で取りこぼさないことが必須条件である。
特に、琴奨菊の強みは関脇以下に対する強さだ。
平幕を相手にキチンと勝つ。
観ている側は安易にこの水準を要求するが、
結局これが出来ない力士が多いからこそ、
なかなか大関は誕生しない。
琴奨菊は格下力士との対戦の多い
10日目までの成績に安定感が有り、
大関昇進後は1場所を除いて6勝以上を記録している。
6勝と聞くと少なく感じるかもしれない。
だが、最近の取組の傾向として
終盤戦にも1~2日は平幕との対戦が組まれることから
6勝しておけば勝ち越しが濃厚になる。
勝ち越しというのは、大関としては最低限の成績ではある。
が、この最低限を続けることが難しいのだ。


何しろ関脇として極めて優秀な豪栄道は、
10場所連続で関脇を務めているが、
この間で2回負け越している。
つまり、豪栄道は強い印象が有るかもしれないが、
遥かに琴奨菊の方が優秀だということである。
大関というのは求められる水準が高いことから
その凄さを評価しづらいところが有る。
そして今場所の琴奨菊は、その強みを発揮できずに居るのだ。
3日目で2敗。
このようなことは、大関昇進後に1回しかなかった。
しかも、その時は6連勝することによって
序盤の遅れを取り戻すことに成功している。
不調であることは誰の目にも明らかだが、
立ち合いの圧力はそれほど悪くない。
問題はそれを止められた後だ。
相手の攻撃に対して、踏ん張りが利かない。
一度止められた後の攻撃に、キレが無い。
現状の琴奨菊が勝つには、速攻相撲しかないのだ。
そこに活路を見出すか。
それとも、2か月後に賭けるか。
琴欧洲が陥落したことも有り、休場という選択肢を
獲りにくいのは容易に想像が付く。
だからこそ、恐らく彼は手負いの状態で出場し続けることだろう。
恐らく本人は出場できる状態だと言うだろうが、
少なくとも今、普通の状態でないことだけは明らかである。
今の自分に見切りを付けるか。
今の自分で戦い続けるか。
自分だけのことではない。
部屋のことも有るし、支えてくれるファンのことも有る。
責任感が生み出す力も有る。
しかし、責任感故に潰れることも有る。
どのような判断をしても、その判断が正解だと私は思う。
この難しい局面で、琴奨菊はどうするのか。
注目である。
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