元高見盛:振分親方の解説は、誤解されている。真摯な言葉に耳を傾ければ見える、新たな魅力とは?
高見盛の引退からおよそ1年が経過した。
断髪式を終え、振分親方という呼び名でも
違和感が無くなりつつあるところに
誰が引退しても等しく時が流れていることを想い、
相撲界の諸行無常を考えてしまう。
土俵を去った振分親方の活躍は
現役時代を上回るもので、
バラエティにCMにメディアでその特異な
キャラクターで観る者を楽しませている。
そして、相撲中継の解説としてもその活躍を
目にすることが出来るのだが、
その捉え方に少し違和感を覚えている。
というのも、振分親方の解説は
特異なキャラクターの元力士が特徴的な話し方で
ほつれを産み続けている、という構図に見えてしまうからだ。
現役時代からそうなのだが、
彼は滑らかに話すタイプではなく、
むしろ言葉が上手く出てこないところにこそ
その特徴が見られる。
ツイッターのタイムラインでも、
振分親方が解説の際はその特徴的な話し方を
面白がることに終始する。
かく言う私もついその話をしたくなるし、
だからこそそこで歩を止めてしまうことは責められない。
だが、お気づきの方も多いかもしれないが
実は振分親方の面白さはそこに留まらないのである。
振分親方の解説は、立ち入って聞いてみると
相撲に対して本当に真摯だと気づかされる。
彼は決して言葉を持っていないわけではない。
特徴的な言葉遣いをしているが、
主張は実に筋が通っている。
相撲に対して真摯だから甘えは許さないし、
それが見受けられる相撲に対して評価もする。
「名言とは何を語るかではなく、誰が語るかが重要である」
という言葉が有る。
振分親方の主張は、その言葉だけ見るとそれほど
真新しいことは無い時も有る。
それ故に元NHKアナウンサーですら振分親方を
「力士時代は魅力的だったが、解説として面白がる理由が分からない」
と評していた。
言葉で判断すれば、確かにそうかもしれない。
だが、主張の真新しさが重要なのではない。
「死に物狂いで頑張る」という言葉を体現したような力士が
その主張をしていることが重要なのだ。
更に言えば、厳しい主張も愛有る主張も
振分親方は配慮したうえで説明しようとするのだが、
配慮のベクトルが少し違った方に向かうので、言葉がほつれる。
そのほつれこそが、ポップに映るのである。
我々が見ているほつれというのは、つまり
振分親方が真摯に語り、そして様々なことを考えた末に
産み出されている。
そんなわけでもし、このブログを読んでいる方の中で
振分親方のポップな部分で留まっていた方が
いらっしゃるとしたら、3月場所は是非その言葉を聞いて頂きたいものである。
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遠藤の改名について先日の記事で紹介しています。
皆様からのご意見もお待ちしています。
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ご回答頂けるますようお願いします。
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問1:遠藤は、改名した方がいいと思いますか?
問2:あなたの思う、遠藤の改名案を教えてください。
問3:もし「大翔」を付けるならば、どんな名前が良いですか?
問4:遠藤の改名についてそのほか思うことが有れば、お書きください。
※募集期限:2月3日 23:59
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問1:遠藤は、改名した方がいいと思いますか? 出来れば。
問2:あなたの思う、遠藤の改名案を教えてください。【藤乃翔】→遠藤の『藤』、大翔山『翔』。『藤』は『琴』や『千代』みたいに、絶対的にどこかの部屋の専売特許的存在ではないと思うので(伊勢ノ海部屋の藤ノ川は有名だが)。
問3:もし「大翔」を付けるならば、どんな名前が良いですか? 思い浮かばない。
問4:遠藤の改名についてそのほか思うことが有れば、お書きください。 問2の回答のとおり。
そうですね。
誰が語るかは重要ですね、同じ言葉でも重みが違う。
なるぼどなと、思いした。
そういう奥行を求めてるファンもいると思います。個人的にはそれがいいです。
ただ、解説の仕事は広報でもあるし、より多くの方に相撲を楽しんでもらい、ファンを増やすという要素は外せない。
より万人ウケする、相撲の素人にもっと知ってもらうとか、様々な思惑もあるだろうし、
分が悪い感じがします。
引退してまだ1年なので対戦したことのある力士が大部分であり
取組時の実体験を聞けるのが新鮮に感じる。
解説者にしては饒舌でもないし語彙力も乏しいが自分の言葉で各力士の魅力が分かるのでこれまでに無かった趣向の解説だと思う。
相撲通に言わせると解説ではないのでしょうがそれもありではないでしょうか?
問1→はい。
問2→『鳳珠翔』(出身地の“ほうす”+大翔山の“翔”)
問3→大翔鳳?