幕下相撲との出会い。
突然ですが、皆さんは幕下相撲って見たことが有るだろうか?
恐らく見たことは有ってもチラ見する程度で、
どんなものか知っている方は皆無に等しい。
そりゃそうだ。
NHKのBSで中継はしていますが、国技館ですら幕下までは
ほぼお客さんが入っていないのだから。
わざわざ相撲を観に行く熱心なファンすら幕下相撲は
観るべき対象ではないのだとすると、
この世界をまともに見ている人というのは
余程の物好きということになる。
少なくとも私も、そんな認識だった。
誰だかよく判らない相撲取りの、
十両なんかよりもレベルが低い相撲をわざわざ観る、
なんていう行為を好んでする理由など、何処にも無いのだ。
そもそも相撲自体が「いかがなものか」なんていう
「オレはちょっとこの件問題だと思うけど、君たちどうなんだい?」
っていう問題提議をしたところで投げ出してしまう的な
物議の醸し方をしている昨今なので、
温かい眼差しを積極的に送るということ自体に無理が有る。
朝青龍の行いは
自民党の政治家並みの
有り余る情熱でメディアによって全方位的に叩かれ、
胴元が諸悪の根源のはずなのにそこは全く触れずに
賭けに興じた相撲取りが永久追放になる。
そして、八百長問題。
相撲を取り巻く環境は、後が無い程危機的状況なのである。
そんな時、私は夜勤前にBSを流し見していたところ、
偶然幕下相撲が始まった。
そこで、驚くべき光景を目の当たりにしたのである。
続く。