【ニュース】大相撲:アフリカ人初の力士誕生

アフリカ人初の力士が誕生する。
エジプト人のアブデルラーマン・シャーランの
大嶽部屋入門が内定したのだという。
そもそも大嶽部屋の親方を誰がやっているのか、
貴闘力が辞めて以降大嶽部屋が存続していること自体
驚いたのだが、どうやら後任は大竜らしい。
子供の頃に鬼雷砲と一緒に十両で相撲を
取っていたことしか記憶に無い師匠である。


モンゴル人がこれだけ隆盛を極め、
東欧系も存在感を出すなかで、
アフリカ人が角界入りするというのは
もはや珍しいことではない。
だが、一つ違和感が有るとすると、
やはりアフリカ人の相撲取りということである。
モンゴル人がこれだけ活躍しているのは
モンゴル相撲という、日本の大相撲と
非常に親和性の高い競技をベースとしており、
両者にそこまで大きな違いが無いことから
転向が非常にスムーズにいくのである。
例えるなら、スピードスケートと自転車競技。
冬季スポーツのエリートが夏場の練習として
採り入れたところ、持ち前の運動能力と
スピードスケートで養ったスプリント能力が
組み合わさって、通常では考えられないほど早く
トップ選手に上り詰めることがしばしばある。
夏冬合わせて6回?のオリンピック出場をしている
橋本聖子の活躍を考えると、競技感の
親和性ということが判るだろう。
ちなみに橋本聖子と言われても判らない若年層が増えているが、
飲み会の時に両手にグラスを持たされて
一気を促された際に両方飲まざるを得ない時に
スケートの走り方をしながら橋本聖子コールが上がるという
ことで彼女の名前は浸透していることも付け加えておく。
そう考えると、アフリカ人の相撲への転向というのは
様々な障壁が有るように思う。
何しろマウンドの高さが違うだけで、
ボールの規格が多少違うだけで
日本最強の投手がマイナー落ちしてしまうのが
野球という競技である。
勿論相撲と野球は全く異なる性格の競技ではあるが
小さなことでも本人にとっては克服しなければならない壁なのだ。
そもそも今回入門したアブデルラーマン・シャーランの
バックボーンを調べてみると、
驚くべきことが発覚した。
彼は相撲で既に実績が有るのだ。
150キロの体格で、世界ジュニア選手権で
無差別級3位の実績があるのだという。
つまり、転向組ではないということは、
競技間を跨ぐ上での障壁が一切無いということで、
エリートが躓く要因が無くなったということを意味する。
相撲のベースが既に出来ているのはかなり重要である。
もはや覚えるべきことは、相撲への適応ではない。
そう。
大相撲への適応なのである。
そして、幕下ファンとして聞き捨てならないのが、
先日の稽古で幕下力士を相手に25勝1敗だったということだ。
才能あふれる外国人が増えることや
世界的に相撲が普及するとは喜ばしいことである。
だが、寂しいのは、相撲のベースが有る
外国人エリートにとって幕下は成長を促すための
壁としての役割を果たし得ないかもしれないということだ。
これは由々しき問題である。
アブデルラーマン・シャーラン VS 吐合。
アブデルラーマン・シャーラン VS 深尾。
アブデルラーマン・シャーラン VS 前田。
これら個性派達を向こうに回しても、
アブデルラーマン・シャーランは難なく勝利してしまうのか?
観てみたいが、圧倒的な現実がそこに待ち受けていると思うと
複雑な思いである。
最後にニュース中に気になる記述が有ったので、
それを紹介する。
しこ名は「砂嵐」と「大砂嵐」が候補に挙がっている。
何故、ネタに走るのか。
確かに面白いのだが…

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