【吐合速報】 九州場所11日目 VS琴禮

スピードとテクニックに絶対的な優位性を持つ
モンゴル人との相性が最悪な吐合。
今場所は初日から竜王浪に当てられるという
いいように解釈すれば試練、
悪く解釈すれば陰謀と言えるマッチメイクをされながらも
状態の良さで打開し、勝ちを掴み取った。
短期決戦では絶対的エースを持つチームが強いのは
野球界だが、絶対的不利を抱えた状態で
7番中4番勝つというのは想像以上に厳しい。
しかし、絶対的不利を克服したとはいえ、
現状ではようやくスタートラインに立ったに過ぎない。
負け越さない必要最低条件を満たした、
というわけで、問題はここからなのである。
そして、5番取り終えた吐合。
これまでの成績は以下の通りである。
1日目○ 竜王浪
4日目● 前田
6日目○ 貴月芳
7日目○ 慶
10日目● 大雷童
伸び盛りの若手はきっちり締めて
幕下の重鎮2名:0.2tの前田ならびに
かつての十両経験者である大雷童との激戦は
惜しくも敗れるというところに
吐合イズムを感じてならない。
とはいえ、勝ち越しにリーチを賭けた状態で
あと2番という、願っても無い展開なのである。
そして、今回の相手は琴禮。


琴禮。
既に14年のキャリアを誇り、
2場所の十両経験を持つ、幕下界の重鎮。
キャリアの半分以上を幕下で費やした、
幕下の酸いも甘いも噛み分けるベテラン。
しかし、前田や大雷童といった重鎮と異なるのは、
彼の場合は幕下の定位置が一桁台だということである。
幕下は幕下でも1桁台、
これを私はシングルプレイヤーと呼ぶのだが、
この地位の力士の実力はそれ以下のモノとは
大きく異なる。
十両経験者や十両を狙う期待のホープと
顔を合わせ、場合によっては十両ですら
相撲を取ることになる。
この状況で、4番取ることが如何に難しいことか。
そう。
モンゴル人一人を相手に苦戦する
吐合とは格が違うということなのである。
勝ち越しを掴むには、こうした試練も乗り越えなくてはならない。
格上の琴禮に挑む吐合。
その結果は…
大勝利!
吐合、勝ち越し!!
とにかく今場所は立ち会いが良く、
そしてその後の突き押しにも冴えがあるので、
あっという間に土俵際まで押し込む。
しかし、さすがは琴禮。
この突き押しにも土俵を割らない。
土俵際で踏み止まり、体勢を立て直そうと試みる。
と、その刹那。
立て直そうと試みた琴禮の前に対する推進力を利用し、
吐合の上手投げが炸裂。
めでたく勝利した吐合。
しかし、現在の番付は幕下19枚目。
4勝では結局15枚目くらいまでしか上がれない。
仮に4勝で勝ち越しても、夢の十両を掴むには
明らかに実績が足りないのである。
この後、最後の一番を取れるのか、落とすのか。
正念場に続く正念場。
この珍名を全国区にするための戦いは、
千秋楽まで続く。

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