幕下個性派列伝 Vol.3 大露羅 1

モンゴル人力士の活躍により
どこの部屋でも外国人力士をスカウトし、
優秀な成績を収めている。
結果、各部屋では彼らが得る利益によって
経済的にも潤うことになる。
各部屋2名という外国人制限が有るため、
スカウト達は叡智を結集し、絶対に当たりを引こうと
ベストを尽くす。
結果として、関取の大半が外国人力士という
未だかつて経験の無い状況が生まれた。
だが幕下には何と、入門から12年が経過しながら
キャリアの大半を三段目に費やした外国人が居ることを
ご存じだろうか?
それが今回紹介する大露羅である。


大露羅。
大きなロシア出身の力士故に
「大露羅」なのだろうが、
そうすると「羅」だけが浮いてしまうため、
その意味を色々と考えてしまうのだが、
恐らく当て字で「ら」を漢字に当てると
ほぼ全ての事例で「羅」としていることから
今回も特に理由は無いのだろうと想像している。
彼を語る上で欠かすことが出来ない特徴。
そう。
その体格である。
193センチ 273キロ。
数字を出せば、彼のことは大体想像できるであろう。
アンビリーバボーなんかの
世界びっくりニュース的なノリの番組で
太り過ぎて身動きが取れない、
レスキューチームが室外に引っ張り出す、
といった類の体格の大露羅。
嘘か本当か判らないが、
つい信じたくなる噂として、
何と替え玉30玉食べた、という説がある。
そもそもスープが無い状態でどうやって食べたのか?
飽きなかったのか?
などという老婆心はさておき、
写真を見ればこのような話も有りうるのではないかと
思いたくなるのである。
ちなみに200キロ近い臥牙丸の記録は12玉。
彼の食欲が規格外であることが良く判る。
さて、そんな彼の相撲内容については
次回お伝えしよう。

幕下個性派列伝 Vol.3 大露羅 1” に対して1件のコメントがあります。

  1. 渕コロ助 より:

    大露羅のしこ名はポール牧師匠が名付けました。
    入門の時、たしか日刊スポーツに出てましたよ。

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