公傷制度の必要性について、Number Webに書くことの意味。

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届かぬ声と、言わねばならぬジレンマ

次世代力士の台頭が渇望されて、もうどれだけの時間が経っただろうか。

朝青龍が去った後、白鵬が優勝を重ね、日馬富士や稀勢の里が追い掛けるという展開が続いた。
新しい力士は現れたがなかなか定着しなかった。彼らとていつも好調が続くわけではなかったが、
トータルで見てみると大相撲をけん引したのは彼らだったことは間違いない。

理由はいくつかあるが、怪我が新世代の台頭を阻んできたのである。その度に私は公傷の必要性を唱えた。
ブログを始めて一体何度この話題で記事を書いただろうか。最初は純粋に何とかしたいと思って書いた。
そして、トークライブの相方であるサーチ氏とこの話を重ねて具体案まで2案提示するに至った。
現実に適用しても通用するのではないかと思う質のものだったと思う。

だが、何も変わらなかった。

個人ブログの限界と、Number Webでの執筆というチャンス。

スポーツナビブログということもあり、当時数万PVということもあったが、所詮は個人ブログだ。
目に付くことは有っても、その声が何かを変えることは無かった。
そんなことを何度か繰り返すに連れて、私は公傷制度の必要性を訴えることに何の意味が有るのかと思うようになっていた。

何も変わらないのであれば、言っても同じではないか。
ブログ記事として読まれて、消費されて、それでおしまい。

私が記事を書くことによって、何かが変わることがあったのかは正確には分からない。
ただ、遠藤の改名や白鵬の取組に対する見解、稀勢の里の見方や幕下の魅力など、私の見方と世間の見方がシンクロしてきたことは枚挙に暇がない。
だからこそ、私は記事を書き続けることが出来た。

しかし、大相撲の構造についてはそうはいかなかった。
それがいつも大きな悩みだった。
ブログそのものの継続について考えたこともあった。

Numberという媒体で書くチャンスを頂いた時、私は真っ先に公傷制度について書きたいと思ったのはそういう理由からだった。
個人のブログではどうにもならないことが、ひょっとしたらこれだけ大きな媒体であれば何かが変わるかもしれない。
変えられないかもしれないが、より多くの方に届けることが出来る。
そう考えると、私が言い続けてきたことは無駄ではなかったのかもしれない。

Number Webで今回書いたのは、こちらである。

是非また一度、ご覧頂きたい。

お知らせ

◆5月場所観戦会のお知らせ◆

日時 2018年5月26日㈯ 15:00~18:30

場所 阿佐ヶ谷 浪漫社

参加費 4000円(フリードリンク)当日払いです。
(欠席の場合、キャンセル料は発生しません)

食べ物はありません。
食べ物、飲み物の持ち込み自由です。
そのまま残って飲んでいただくこともできますが、19時からは通常営業となります。
(チャージ500円+1時間に1杯以上のドリンクのご注文をお願いします)

ご予約はこちら。

◆トークライブのお知らせ◆
6月9日18時より錦糸町丸井のすみだ産業会館でトークライブ「第7回幕内相撲の知ってるつもり!?」を開催します。
今回も週末に実施します。テーマは「歴代一位」ですので、是非お越しください。
トークライブの予約サイトはこちら。

 

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