オピニオンサイト「iRONNA」に「稀勢の里「土俵人生」の引き際はいつだったか」という記事を寄稿しました。

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稀勢の里への思いは千差万別

オピニオンサイト「iRONNA」に「稀勢の里「土俵人生」の引き際はいつだったか」という記事を寄稿した。
記事はこちら。

目が回るような日が続いた。

ラジオ出演に、記事の執筆依頼。私に連絡が増えるのは、大抵大相撲で悪いニュースが起きるときだ。逆に、良いニュースが起きても私のところにはあまり仕事は来ない。栃ノ心や御嶽海、貴景勝の優勝のような良いニュースは世間にあまり響かないらしい。世間というより、ニュースを配信する側には、ということなのかもしれない。

そう考えると、稀勢の里の引退は私をある意味困らせる話題だった。それほど、関心を惹くものだったのだろう。

3回のラジオ出演。
記事の依頼も数知れず。
誰もが稀勢の里の引退について振り返りたがっている。

無理矢理横綱にしてしまったことを責める人が居る。
横審を責める人も居る。
怪我をした後で出場を繰り返したことを悔いる人も居る。
そして、稀勢の里に感謝している人は数知れぬほど居る。

稀勢の里に対しては、人の数だけ想いがある。
良い想いも、悪い想いも。

稀勢の里への後悔と感謝

私がライターとして仕事をいただけるようになったのは、稀勢の里が優勝したことがきっかけだ。まだブログが主戦場だった頃、稀勢の里に関する記事をよく上げており、かなりクレイジーな視点だったことが懐かしい。これをメディアの方が読んでおり、お声が掛かったのである。

稀勢の里は麻薬だ。
私たちは稀勢の里であり、稀勢の里は私たちである。

こんな言葉を書いたブログは、私だけだっただろう。横綱の体と幕下のメンタル。「幕下相撲の知られざる世界」が彼に着目したのは必然だったと思う。

足りない部分を応援でカバーしたいと思うのは、稀勢の里に可能性を見出したからであり、弱さが愛すべきものだったからだ。

時代と、ライバルと、彼自身の実力が強さも弱さも絶妙だったからこそ、世間がこれだけ稀勢の里に関心を持った。そういう力士は次に現れるのだろうか。様々なことが不運だったと思うが、不運も含めてドラマになった。そして一瞬だけでもハッピーエンドを迎えた。

稀勢の里を応援出来てただ、幸せだった。
後悔と感謝。
想いを込めて記事を書いた。

ぜひご覧ください。

お知らせ

1.1月30日に幕下相撲の知られざる世界新年会を開催します。詳細につきましては現在調整中ですので、参加をご希望の際はメール、Facebookのメッセージなど、可能な手段でご連絡ください。

2.Instagramサイトをリニューアルしました。大相撲がある日常というテーマで写真を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。Instagramサイトはこちら。

3.1月14日にBay FM「Power bay morning」にゲスト出演しました。タイムフリーでその時の放送をお聞き頂けますので、Radikoより「Bay FM」の該当番組をご選択ください。

4.1月16日にJ-Wave「JAM THE WORLD」にゲスト出演しました。タイムフリーでその時の放送をお聞き頂けますので、Radikoより「Tokyo FM」の該当番組をご選択ください。

5.1月17日にTokyo FM「高橋みなみのこれから、何する?」にゲスト出演しました。タイムフリーでその時の放送をお聞き頂けますので、Radikoより「Tokyo FM」の該当番組をご選択ください。

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