国技館のいやげもの、再び。2014年もいやげものの威力は衰え知らず。とくとご覧あれ。
5月場所が連日面白い。
白鵬の強さ、稀勢の里の復調、遠藤の成長、
新世代の台頭、見所は満載である。
だが、私ならびに好事家の方にとっては
本場所の開催に於いて全く別のポイントについて
期待されているのではないだろうか。
つまりは、いやげものである。
これまで当ブログでは、国技館に行く都度
土産物屋に足を運び、その衝撃的なクオリティの土産物を
敢えて身銭を切って購入し、発表してきた。
そんなわけで、今回も行ってきました。
やはり、有りました。
…と、その前に、まずはちょっと嬉しい方のサービスから。
土産物No.1 大相撲シール(600円)
実はこのシール、自分が希望する字を入れられる。
デザインも数十種類有り、
本来は自分の名前を入れて持ち物に張るという使い方をする…筈だが、
店の方曰くそれよりも贔屓の力士の名前を入れる方が多いとか。
かく言う私自身やはりその発想になったわけで、
入れる字は勿論、吐合明文。
しかし悲しいかな、店の方は吐合という力士を知らなかったらしく、
記入用紙に吐合と書いたところ、
本当にこの名字でいいのかと質問された。
…まぁ嘘みたいな名字なので、仕方ないことではあるが…
土産物No.2 遠藤煎餅(500円)
何ですか?これ。
どう考えても製造途中ですよね。
しかも、工程が10有るとしたら、まだ3くらいしか進んでいない感じ。
何をどうやって見たら、これが遠藤だと分かるのか。
ザンバラでもなければ美しい四股でもない。
顔の特徴もよく分からない。
そして、さほど体の造形に特徴が有る訳ではない力士を
シェルエットだけで伝えるのは無茶だ。
しかも、このサインペンで書いたようなやっつけぶり。
一体誰がこの商品でGoを出したのか。
※ちなみにこの煎餅は帰宅後美味しく頂きました。
土産物No.3 大相撲くるっぴー 琴欧洲関
くるっぴー…
まずはこのネーミングセンスなのだが、
33歳の男性がこれを手に取り、購入する様を想像してほしい。
店員さんには子供の土産を選んでいるのだと勘違いしてほしいものだが
もしそうでなかったとしたら、今頃下手をすれば通報されているかもしれない。
このくるっぴー、名前には理由が有って、
これは実は単なる人形ではなく、
背中のゼンマイを回して置くと、
チョロQのように前進し始める。
だが、くるっぴーの優れているところは
テーブルなどに置いて遊んでも落下せず、
落ちる前にくるっと回転して違う方向に動くのだ。
だがこの琴欧洲という名のくるっぴー、
顔が不気味なのだ。
琴欧洲の何とも言えないほんわかした感じが全く無く、
何か腹黒いことを考えてそうな造形。
これが落下せずに前進し続けるのだ。
恐ろしいことこの上ない。
子供が泣き出さないか、そしてトラウマを与えないか、
それが心配である。
というわけで、9月場所ではどのようないやげものが
衝撃を与えるのか。
その前に、7月の名古屋はどうなのだろうか。
土俵もそうだが、売店からも目が離せない。