「ビジネスに効く相撲論」の「あとがき」の「あとがき」。

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「ビジネスに効く相撲論」を書いたのは相撲から多くのものを得たから

「ビジネスに効く相撲論」を多くの方に届けたいと発売から1か月経って心から思うようになりました。

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この本は制作に1年半近い年月を要し、相撲からビジネスに活かせることがたくさんあるというエピソードを無数に出したのですが、それはほかならぬ私が相撲から多くのものをいただいたからでした。

幕下力士たちのようなハングリーな覚悟、そこそこの待遇と周囲の声をもらったらそこに甘んじる怖さがあること、横綱ですら怖いものは怖いこと、出来る力士こそ誰よりも研究し、鍛錬を重ねていること。

力士の生き様から良いことも悪いことも私は学び、自分の血や肉にしてきました。

私の原点にあるのは、2011年のブログ開設当時にSESで管理者をしながら常駐先の上長に深刻なパワハラを受けてきたことだということはこれまでに何度も話してきました。

あの頃の私は吐合をはじめとする幕下力士がもがきながら、十両を目指しながら、壮絶な努力を重ねているのにほんの一握りしか自己実現できない残酷さに自己を投影していたように思います。

相撲というエンターテイメントに支えられながら理不尽な環境でもなんとか耐えることができた。

勿論怒られるのも嫌でしたし、低い評価に甘んじていることもプライドが許さなかったので、職場を良くしようと努力も重ねました。

ただ、評価を覆すことは2年の間ではできませんでした。

だから当時の私にとって相撲というのは自分をぎりぎりのところで支えるかけがえのない趣味であり、ブログを書くことによって得られる賞賛の声は職場で失い続けたプライドを取り戻せることが出来るよりどころ、サードプレイスだったように思います。

30代から50代に相撲の楽しみを知ってほしいと思った。が・・・

ブログを始めた当時の私のように、相撲ファンのメイン層に成り得る30代から50代の方たちにとって相撲を一つの支えにしてほしい、という想いもありました。

私が今回の本のターゲットとして考えていた年齢層の方たちは本当に大変な想いをして生きています。

終身雇用なんて過去の話ですし、給料は上がっても物価はそれ以上に上がりますし、気が付いたら税金で引かれる額はとんでもないことになっています。

今の価値観にアップデートしなければハラスメントとして吊るしあげられてしまいますから、自分の正義は常に疑い続け、丁寧に生きなければなりません。

齢を重ねた中間層は職場では責任を負わされる半面で、理不尽を科すことによって秩序を保てていたという時代は終わりました。

それは家庭の中でも同じです。家の中での役割は増え続け、やることが当たり前であり、至らないのであれば叱責を甘んじて受けねばならない。

私がそうだったように、多くのものを科せられて日々葛藤しながらも前を見て生きている同志たちに楽しみを知ってほしいと思ったのです。

ただ、この本を書き終えて気づいたのは、ちょっと異なる感想でした。だから今日は「あとがきのあとがき」としてこの記事を認めることにしたのです。

仕事の面で幸せになることで、ようやく救われる

この本を多くの人たちに届けたい、それが今の時代に必要だと思った最大の理由。

それは、相撲を単なる心の支えだけにしてはならないということでした。

2011年当時の私のことを考えても、確かに相撲があったから何とか生き続けることが出来た。それは事実です。

しかし、相撲というのはただエンターテイメントとして消化するにはとても惜しいものだと気づかされました。私たちが真の意味で幸せになるには、趣味が充実しているだけではダメなんです。

ここで「ビジネスに効く相撲論」が今の時代に持つ意味がクローズアップされるのです。

つまり、私たちは仕事の面でも幸せになることによって、ようやく救われる。

仕事で結果を残せれば、そして仕事が充実したならば、社内外で正しい判断が出来たとしたら、収入も上がるし仕事に対しても前向きになれます。

職場の評価が上がれば心の余裕も生まれますし、所得が増えたことによって家庭の中でもリスペクトを受けることにも繋がります。

難しい時代を生きることのストレスは、仕事の充実によって多くが解決されるのではないかと私は思うんです。

読みやすくて学びも得られるビジネス書を作りたい

本来ビジネス書なんて野菜みたいなものですから、誰だって好んで読みたくなんてありません。本を読むにも好きな漫画やスポーツに関するものの方が楽しいじゃないですか。

先ほど私が申し上げたように、仕事を向上させれば幸せには近づきます。でもその幸せを得るには更に苦い薬を飲まなければいけないのだとしたらこんなにつらいことはありません。

ただでさえ大変な想いをしているのに、その第一歩さえ踏み出すのは難しい。

30代以上の方が成長しづらいのって、公私ともに役割が多すぎて自己研鑽に時間と心の余裕を割けないことが大きな理由だと思うんですよね。

だからこそ、読みやすくて学びも得られるビジネス書を作ることこそが大きな意味を持ちます。

三笠書房の編集のOさんから最初にこの本の企画をいただいた際は「確かに相撲から得られる学びって有るよなぁ」という程度で、どこまでそういうエピソードが出せるかは不安でしたが、枯れないように一気にエピソードを出したら完走できました。

やっぱり相撲から得る学びっていうのは本当に多いんですよ。それは、相撲から学びを得てこの14年の間に本業でもキャリアアップ出来ている自分が何よりもモデルになると思います。

編集のOさんは大の相撲ファンで、この本を作ることを何よりも楽しんでいました。

相撲にぎりぎりのところで救われ、相撲から学び、そして相撲に仕事を与えてもらっている私は相撲の魅力を知ってもらいたいと常々思っていました。

ただ、Oさんと私の思いは別のところにあります。

相撲から学び、単に相撲を楽しむだけでなく、仕事を充実させることによって今大変な想いをしている方たちに一人でも幸せになってほしいということなんです。

恐らくこの本に書かれた大相撲のエピソードは、年季の入った相撲ファンの方であればその殆どを知っていると思います。ただ、そのエピソードを自分の行動や考え方に反映させるのは難しいことです。

そしてそうした視点で相撲をとらえている方は少ないと思います。
何故なら、相撲のビジネス書はこれまでのほとんど存在しないのですから。

私が相撲に救われ、相撲から学んだように、多くの方にもそうあってほしいのです。

「ビジネスに相撲が効く」という概念を広めてほしい

最後に大事な話になります。

もしこの本に興味を持っていただけたとしたら、是非買ってほしいという想いはあります。

ただ、「ビジネスに相撲が効く」という概念は、刺さりにくいとも思います。それはこの1か月様々な形でプロモーションをして皆様の反応を見て感じたことです。

「ビジネスに効く相撲論」という本を読めばそれは分かりますが、最近は本なんてそんなに買わない時代ですし、ちょっとの興味で買うという行動には結びつきません。

プレゼントキャンペーンをしているのはそういう理由です。

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相撲から学ぶものがあり、そのことが自分を幸せにし得るということが伝わっていないのであれば、少しでもハードルを下げて多くの方にその価値を知ってもらいたい。

今回の試みは、単に本をばらまくだけで終わってはいけないと思っています。勿論読んだ結果、その価値を見出せなかったということであれば仕方がないことですが。

「ビジネスに相撲が効く」という分かりにくい概念を本を読んで知り、それが大事なことだと思えたらSNSなどで広めていただきたいのです。

もし皆さんがこの本の良さを伝えたいと思ってもらえたとしたら、相撲を楽しむ仲間が増えるだけでなく、息苦しさを感じやすい2025年が少しは良くなるかもしれない。

単に幕下や吐合で一喜一憂していた私が14年後にたどり着いたのは、そういう暑苦しくも青臭くもあることだったんです。気恥ずかしいですけどね。

長くなりましたが、ここまで読んでいただいて「ビジネスに効く相撲論」にご興味がありましたら是非ご購入ください。

そして、買うところまでは至らないけど興味はあるという方はプレゼントキャンペーンをご一考ください。本は結構な量用意しました。

まさか「幕下相撲の知られざる世界」のたどり着く先がこんなことになるとは思いませんでしたが、考えてみると吐合や稀勢の里を追いかけている自分は暑苦しく青臭かったように思います。

結局45歳になってもそれは変わらないんですよ。

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