Number webに『「部屋」視点で見るパワーバランス。相撲界を次に騒がすのは誰なのか。』を寄稿しました。

「群雄」は「割拠」している。だが・・・

Number webに『「部屋」視点で見るパワーバランス。相撲界を次に騒がすのは誰なのか。』を寄稿した。

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この記事を書いた発端は、「次ブレイクする力士は誰か」という構想からだった。果たして誰が次に相撲界の中心に来るのか。明るい未来を想像して、果たして誰が大関、横綱と駆け上がるのかと考えた。

だが、そこで思ったのが「上がってきても怪我をする」ということだった。可能性を見せても怪我をする。怪我をしても出場し続け、そこそこの力士になる。そういうサイクルが続いていた。

結局、ブレイク予想というのは難しいという結論に至ったのだ。

群雄は割拠している。ただ、群雄の中から抜け出す力士は果たして居るのだろうか。ブレイクの中に怪我のファクターを混ぜると予想しづらいし、それが今の大相撲ということなのである。

では、次の大相撲、大相撲のその先という視点で考えた時に思い付いたのが、大相撲の潮流の中心、すなわち「部屋」という観点で分析するということだった。

「スカウティング」と「育成」という新機軸

相撲部屋を見ていると、大まかにタイプを分けられることに気づいた。そう。所属力士の学歴と、取るスタイルがある程度共通していたのである。

私はそこで、相撲部屋には部屋独自のスカウティングと育成の存在に気づかされた。

サッカーや野球ではそのような機軸はあるし、たとえばJリーグを連破した川崎フロンターレは大卒の選手を積極的に採用し、チームの主軸に育てるという傾向があるし、西武ライオンズは高卒の長距離砲をスカウト、そして小さくまとめるのではなく長い目で長距離砲として育てるノウハウがある。

大相撲にも実はそういうものが存在したのである。

木瀬部屋については、実は物足りない想いがあった。力士の多さ、関取の多さを思うと、もっとやれるのではないかと感じていたからだ。

ただ、よく見てみると実は超エリートは非常に少ない部屋で、大卒でも幕下上位で壁に当たり、そこからプロとしての自分の相撲を構築する。彼らは彼らでプロの壁を破るためのノウハウを持っている。だからこそ、大卒力士の多くがこの部屋を目指す。

なるほど。

そういうことだったのか。

視点を変えると、今までの認識と異なる事実が浮かび上がる。今回の記事で私はまた新たに学んだ。次は果たしてどこの相撲部屋がブレイクするのだろうか。大阪場所を見る楽しみがまた一つ増えた想いである。

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