前頭2枚目の勝率が幕内一低い!?皆さんが最初に思いつく「心の前頭2枚目」教えてください。
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12月16日のトークライブでは「データで語る2023年」
トークライブに向けて現在資料を作成中です。
「データで語る2023年の大相撲」ということで例年12月はやっておりまして、皆さんの今年のMVP力士なんかも投票していただいたりして、多分一番盛り上がるものなんですね。
ですから今年を彩るデータを色々と調べておりまして。
例えば「部屋別の休場率」。
頑丈な力士を産みやすい相撲部屋はどこかが分かると、部屋選びをする上で一つ考慮するポイントになるかもしれないですし、そもそも休場の多さに部屋別の傾向が出てくるのか?という点も気になっています。
実はね、これに関しては面白いデータが出てきています。
頑丈な力士を産む部屋があるんです。
これに関しては…気になりますよね?実際にトークライブに来ていただくか、配信であれば前半お聴きいただければこの結果は確認可能です。
こういうアプローチで私たちは常に相撲を見ておりましてね、データで相撲を見るっていうのは思いもよらない結果も何となく思った通りの結果が出ることもあるので面白いんですよ。
前頭2枚目の勝率が一番低い
そこでね。
今回は番付別の勝率っていうのを調べているんです。
これが分かるとね、上位が強かった年なのか、下位の突き上げがあった年なのかが分かるんですよ。
そして、これに関しては過去の年との比較をすることによって世代交代がいつ頃起きたのか、とか、大関の顔ぶれとか見えてくる。
なかなか面白いデータで、これに関しては恐らく初めてのアプローチになるので、今年がどんな年かが分かると。
そこに関してはトークライブでご覧いただきたいんですけど、一つ分かったことがありまして。
幕内で最も勝率が低いのは、前頭2枚目なんですよ。
これに関しては、あ、なるほど、って感じですよね。
序盤から横綱・大関との取組が組まれて、なかなか星が上がらなくて、そのまま15日間状態が上がらないっていう力士多いです。
イメージ通りだし、それがデータで出てきた。
この勝ちにくい地位で結果を残して初めて三役に成れるという、そういう地位なんですよ。これに関しては一つ発見になりましたね。
あなたの「前頭2枚目の力士」って誰ですか?
そこでふと思ったんですよ。
私の中で、前頭2枚目のイメージの力士って歴代でいったい誰なんだろう?
って。
前頭2枚目のイメージの力士っていうのは、関脇小結ではない。
恐らく何場所かは三役経験はある。前頭2枚目のイメージということは、下位だと力はあって、上位でも力不足という訳ではなくて、勝つことも出来る。
でも、勝ち越しに至るほど勝ちを並べるのは厳しい。大関獲りというよりは、個性派力士ということですね。前頭2枚目は。
厳しい地位だけど、上位で目にすることも多いから、印象に残りやすい。記録よりも記憶に残るタイプということになります。
さぁ、前頭2枚目って誰なのか。
そしたらね、パッと思いついたのは隆三杉でした。
上位に顔を出して、勝つこともある。印象深くて、歌が上手くて、メディア露出も多くて。
こういう前頭2枚目に居るような力士がバイプレイヤーとして大相撲を盛り上げているんだということが分かりました。
隆三杉は本当に前頭2枚目の在位が長かったのだろうか
ただ。
疑問にも思ったんですよ。
「隆三杉って、本当に前頭2枚目の在位が長かったのだろう」って。
そんな話をね、トークライブのパートナーの横尾さんと深夜のLINEをするわけですよ。
基本的に横尾さんとのLINEって相撲関係ない話をしているんですけど、トークライブ前は結構データの画像が行き交いましてね。
で、前頭2枚目の在位が長い力士って誰ですかね?って聞いたら2分後くらいには返事が来まして。
その結果がこれです。
…隆三杉、前頭2枚目在位別に長くないんですよ。
案外そんなもんですよね。
そういうことがデータで出てくるんですよ。面白いものですよね。
ちなみに歴代1位は旭天鵬。…あんまりイメージ無いよね、っていうのは横尾さんとの統一見解です
皆様の中の、前頭2枚目って誰ですか?
コメントでお聞かせいただけると幸いです。
イベント情報
12月16日 18:00 大相撲トークライブ (錦糸町すみだ産業会館)
データで振り返る2023年の大相撲を横尾さんと行います。今回のゲストはなかなか面白いですよ。え!?そんな話聞けるの?って方をお呼びしています。
はじめまして。 私の印象は巨砲と栃光(金城)でした。どちらも二枚目では大負けして翌場所に備えるイメージがあります。番付編成上筆頭二枚目の大負けは勝敗数比で優遇されやすいので、戦略としてはありだなと思っていました。