「横綱とは何ぞや。」トークライブで今一度、考えてみよう。
5場所連続休場の稀勢の里は、ふさわしくないと思う。
土俵内外で悪目立ちする白鵬も、ふさわしくないと思う。
弱い横綱ではダメだ。
トラブルを起こす横綱でもダメだ。
強いだけでもダメだ。
人間的に立派なだけでもダメだ。
結局、横綱とは何なのだろうか。
そもそも横綱と言っても、白鵬と稀勢の里と鶴竜に求めているものは違う。
白鵬には完璧な強さを。
稀勢の里にはドラマを。
そして、鶴竜には何を求めているのだろうか。
品格という言葉がクローズアップされる中、先日私は政経電論でこれに向き合う記事を書いた。一つのゴールには辿り着いたと思う。横綱には品格が必要だと思う。
だが、結局横綱とは何か。
辞書を引いて説明できる人は居ても、大多数の心に響く解を持つ人はそう居ないことだろう。当たり前のことを言っても仕方がない。只の上級職ではない。成績優秀なだけでなく、人格に至るまで要求される地位など、他のどのスポーツを探しても無いのではないかと思う。いや、組織の中で明確に人間性まで求められる職業というのは、聖職者くらいではないだろうか。
そこで、今回のトークライブでは「横綱とは何か」。これをテーマに一つ話をしてみたいと思う。いつものことだが、この場だからこそ話せることがある。信頼関係があるからこそ、言葉が一人歩きしないからこそ話せることがある。文章にすると物議を醸すことであっても、この場では自由に話せるのである。
2月4日、18時。
すみだ産業会館で多くの方とお会いできることが楽しみだ。