Numberwebに『大関の「クンロク」は本当にダメか。やけに巨大な責任を負う損な地位。』という記事を寄稿しました。

Numberwebに『大関の「クンロク」は本当にダメか。やけに巨大な責任を負う損な地位。』という記事を寄稿した。

「クンロク」という言葉の持つレッテルと、大関への期待

言葉には力がある。
「クンロク」と聞くとどうしてもだらしなさを感じてしまう。そこには「クンロク」という言葉が持つ刷り込み、レッテルがあるのではないかと思う。横綱大関に3敗、関脇小結に1敗、平幕に1敗で5敗だ。あともう1敗でクンロクである。上位総当たりの地位で闘うということは想像以上に厳しいことだと思う。

数字の上で考えると、厳しさに対する意識は変わる。ただ、だからと言ってクンロクで良いと言っている訳ではない。そこに甘んじてほしい訳ではない。6敗した大関を見ていると、可能性のすべてを出しているとは思えないことが多々あるからだ。
大関の平均成績は9,5勝。クンロクはそこまでひどいものではないということは念頭に置かねばならない。在位の条件は2場所連続で負け越さないこと。
しかし、観ている側の意識としては維持するだけでは許されないのが大関という地位だ。
そこにギャップがあり、大関という立場を苦しめているように思う。大関に対して人の数だけ期待がある。それは測れないものだ。そしてその測れないものに対してモノ差しを示した者は居なかった。
だからこそ「クンロク」というレッテルが産まれた。

数字は全てではないが、常識も全てではない

大相撲の世界にはびこる常識はこのようにして生まれている。ツラ相撲もそうだったし、体重が重いほうが有利という見方もまた然りだ。なんとなく正しいと思っている価値観、それは果たして妥当なのだろうか?モノ差しを示していないものについては一度疑ってみても良いと思う。
数字は全てではない。
だが、世に蔓延る常識が全てでもない。
その二つの塩梅なのだ。
今まで感情で理解していたことを、数字というフィルターを通す。それでも見方が変わらないのであればそれでよい。だが、フィルターが無いのが今なのである。フィルターが無いからこそ、力士達は損な役を演じているのではないだろうか。
ということで、この記事を読んでいただけると幸いである。

お知らせ

1.トークライブのお知らせ
12月7日18時00分より、すみだ産業会館でトークライブを開催します。テーマは「数字で振り返る、2019年」です。今回はdress編集長で大の相撲ファンである池田園子さんをゲストにお招きいたします。
2.LINEオープンチャットについて
LINEのオープンチャットで大相撲ルームを作りました。270名のメンバーが大相撲についてコミュニケーションが取れる場です。つぶやきが全員見られるので、発信したいこと、共有したいことに対する反応が得られます。横のつながりも得られる、とても楽しい場です。

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